秋田の吉田類・利部浩さん
秋田の「吉田類」と呼ばれている利部 浩(かがぶ ひろし)さん56歳。
ある食事会で、物静かでお料理とお酒をゆっくりと味わいながら楽しんでいる独特の雰囲気の方が気になっていたので、主催者の方に聞いてみましたらやはり、かなり個性的な方でした。
年間およそ300日は居酒屋やフレンチ・イタリアン・焼肉・中華などのレストランで食事をしながら、そのお料理にあったお酒を楽しんでいる方でした。秋田市の川反は家みたいな感じとおっしゃっています。レビューサイトの食べログには「ひろし」という名前で出していて、かなり見られています。
秋田成幸産業株式会社の代表取締役としてバリバリお仕事をした後、どこかのお店でお料理とお酒を楽しんでいます。夕方、街の灯りが心を癒してくれるのだそうです。利部さんによると、秋田の飲食店はかなりレベルが高くグルメの方も多いそうです。
利部さんは18歳のころ北京に留学したことがあるそうです。それまで中華料理は嫌いだったそうですが、本場の北京料理は、日本で食べる料理と違ってサラッとしていて美味しくてびっくりしたそうです。それからというもの、食べ物に興味を持ち大人になってからはお酒にも興味を持ったのだそうです。
お話を聞いて、つい「そんなに食べて飲んで、お体大丈夫ですか?」って聞いてしまったのですが、「自分でも不思議に思っているんだけれど、ちょっと前に受けた健康診断では異常なしだった。絶対に何かにひっかかると思ったんだけど」とおっしゃったので、「何かスポーツでもしてらっしゃいますか?」と伺ったら。「全員参加の草野球チームのリーグ戦を15年前からやっている」との答え。やっぱり飲んだり食べたりだけじゃなく体を使っている方だったんですね。いつもダンディでお腹も出てないし、飲み方、食べ方をよくわかっている方なんだと思いました。
最後に「一番好きな食べ物は何ですか?」ってお聞きしたら、「もし死ぬ前に何が食べたいか?と聞かれたら焼きおにぎり」と答えるそうです。そして、「秋田はこれだけ美味しいものがあるところ。秋田の飲食店を盛り上げたいのでこれからも続けていきたい」と、心も秋田愛に溢れる方でした。