1月8日のゲストは、心の花・東海林大心社長のご紹介で、写真撮影を趣味として33年間も写真を撮り続けてこられたアマチュアカメラマン初瀬武美（はつせたけみ）さん（82歳）がゲストです。

初瀬さんのことは、もう30年も前から知っていました。ABSのスタジオ内の写真を大きなパネルにして届けて下さったり、
県内いろいろな場所で写真をお撮りになっているところを、よく見かけます。30年前にお会いした時から、殆ど変わらず
お元気な様子でした。
昔から続いているお祭りや伝統行事は勿論、スポーツが大好きな初瀬さんは、サッカーJ２ブラウブリッツ秋田の試合の様子なども
TDK時代から撮っているそうです。
今回、9冊目の写真集は今までの写真集のなかでも最高傑作ではないかと思うほど素晴らしく、見入ってしまいました。

それは、初瀬さんの想いがたくさん詰まった作品だからと思いました。
令和4年(2022年)の8月15日は、第二次世界大戦が終わり77年。
初瀬さんのお父様・萬七さんは、ニューギニアで昭和20年1月27日に戦病死されたそうです。
第二次世界大戦中、命を断たれた日本人は300万余名。秋田県では３万４千余柱と言われています。秋田県遺族連合会が結成されてから70周年。
戦没者の御霊へご家族とともに供養したい思いで寺院を訪ね、観音菩薩像や墓石蓮華像、蓮華の花を３年間取材し撮影したそうです。
大心社長は、写真集を熱心にご覧になり、かなり興味をお持ちになった様子で、初瀬さんに色々質問し感動した様子でした。
蓮華（ハス）は、泥の中から美しい花を咲かせます。
世界ではまだ悲惨な戦争が起こっていて、コロナウイルスもまだ油断できない時代だからこそ、蓮華のように未来を信じ平和を祈り
命の大切さを訴えている写真集のような気がします。
リクエスト曲は、初瀬武美さんご自身の作詞で鳥海山麓・獅子舞番楽讃歌でした。
作曲は津雲優さん。尺八の音色が印象に残る素敵な曲ですが、尺八はなんと菅原五郎さん。
お二人とも今は亡き人ですが、音楽で人々の心のなかで生きているのです。
「仏教・蓮華」写真集は、小・中・高校や図書館、自治体その他にも贈呈されていますので、ご覧になりたい方はそちらでどうぞ。