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2012年3月2日

2012年3月2日(金)[賀内]

賀内です。

きょうは鶴岡さんの朗読を交えて、一冊の本を紹介しました。
福島市の企業「アポロガス」が発行した「こころの幻燈会」という本です。
名前の通りLPガスのほか、灯油、太陽光発電、リフォームなどを扱う会社ですが、ミニコミ誌も出版していて、その企画の一環として、「心の温かさ」をテーマにした詩や俳句、短歌を募集し、本を出そうということになったのです。
412通の応募があり、イラスト入りの200ページの本になって、福島県内の書店に並んでいます。

福島市に住む4歳の女の子の「だいすき」という詩は、自分の好きなもの(幼稚園、お花、すべり台...)を並べていって、「福島のリンゴ」や「幼稚園の友だち」にも温かいまなざしを向けています。
お母さんによれば、避難も考えたが、子どもの「だいすき」を優先して福島にとどまったとのこと。

8歳の小学生が書いた「家族」という詩には、大震災の後、不眠不休で救助活動にあたったお父さん(警察や消防にお勤めなのでしょうか)が、帰宅して家族を抱きしめた様子が描かれています。

東日本大震災からもうすぐ1年。地震、津波だけでなく原発・放射能の被害も受けた福島
「つらい」などという一言では言えない暮らしが続いていても、人の心はこんなにあったかいと感じながら、私は鶴岡さんの朗読を聞いていました。
鶴岡さんはどうだったでしょうね?

→[鶴岡編]

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