ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS
2010年1月28日

2010年1月28日(木)

賀内です。

今月初めに「七草・稲庭うどん粥」を作りましたが(1月7日の日記を見てね)、痛感したのは「手が慣れていない」ということでした。材料を切るのも、できた料理を盛り付けるのも、手先がおっかなびっくりになっているのが、自分でわかるのです。

いやもう、この日の私など、ただ稲庭うどんをゆでて、あとは七草を刻んだだけですが、その程度でへたばっているのですから、前途は暗澹たるもんです。そういう私から見れば、魚をさばいたりしている人は、手品師のようですね。

先日、私が料理の師と仰いでいる鶴岡慶子先生と、イカの話をしました。
鶴岡先生のレパートリーの一つに「イカフライ」があります。レシピについてはまた機会を改めてご紹介しますが、話をしていて印象的だったのは、イカを調理するまでの手順でした。
丸ごと一杯のイカの内臓を取り出し、余計なもろもろを取り除くまで、なんでも大変複雑なのだそうです。
私は、ただただ感心して聞いていたのですが、そうこうしていたある日!家族がイカ丸ごと一杯を買ってきたのです。これは見学のチャンスだ、と、私は傍らでじっと見ていました。

塩水でイカの全身を洗い、足もしごくように洗って吸盤を取り去ります。
そこからがクライマックスで、手を胴体の奥まで差しこみ、目のあたりをつかんで引っぱると、ずるずると内臓も一緒に引きずり出されてきます。鮮やかな色の肝もついてきます。
私は、財前五郎教授の手術を見学する医学生のように、感心しながら見ているばかりでした。

きょうのスタジオで、たまたま、イカの話になりました。ずるずると引き出す件になると、鶴岡先生も「あれはコツがあって、うまく行くと、やったー、って感じになるんですよ」と同意してくれました。

こんなわれわれの会話をよそに、廣田アナは、自分が2/11の「あさ採り」で何を料理するか、着々と構想を練り、準備を進めているはずです。近々、それは明らかになるはずです。私も、鶴岡先生も、廣田アナの相棒の田村陽子先生も期待しています。お楽しみに!

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved