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2008年9月25日

2008年9月25日(木)

賀内です。

番組には毎日、メールやお問い合わせをいただきますが、きょうはこんな電話がありました。

「両隣が農家で、モミの乾燥機とモミすりの音が一晩中続いて眠れない」
稲刈りの時期、あることのようです。

ただ、夜中も音がしているのは、何か理由があるのかもしれません。
ラジオを通じて「農家で、理由がわかっている方、教えてください」と呼びかけたところ、
農家のかたから即座に反応がありました。

「お米の水分は、田んぼにあるときは21%くらい。これを14〜15%にしないと出荷できないので、乾燥機を使います。夜に機械を止めてしまうと、米の質が悪くなってしまいますので...」

能代の農家のかたからは
「日中刈り取ったモミを乾燥機に投入し、翌日までに乾かして乾燥機をあけないと、次の日の稲刈りができません。夕方から翌朝までフル回転です。もみすり機も、狭い作業小屋では保管スペースが限られるので、次から次へ作業するのです」
「農家が少なくなり、農村部もサラリーマン世帯が多くなり、乾燥機やもみすり作業の騒音問題でトラブルも聞かれます。私は、一番うるさいもみすりだけは深夜に行なわず、日中にするように工夫しています。乾燥機の音だけは止められないのが実情です」
やはり、理由があったんですね。音はするのですが、米の品質のため、乾燥させないわけには行かない、ということです。
番組でよく「おいしい新米」などと私どもは言いますが、乾燥やもみすりで苦労している人、騒音に悩んでいる人もまた、いるのです。悩ましいところです。

きょうは明快な結論を出せなくて、すみません。

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