【リレーブログ】夏休み
雪国秋田に来てから
それまでよりも夏が好きになりました。よしゅあです。
今回は学生時代の話を書きます。
大学時代はボクシングのトレーナーをしていました。
5年前の夏休み。
22歳・大学4年生だった自分は
放送局のアナウンサーになるために
全国をまわって面接を受けていましたがなかなか結果が出ず、
諦めようとしていたタイミングでした。
気分転換に、兵庫の尼崎競艇場で
子どもが遊ぶ水風船の屋台のアルバイトへ。
とても楽しいバイトだったんですが
炎天下で1日過ごした翌日、熱中症で寝込みました。
就職も決まらず、体調も崩す・・・。
頭を抱えながら寝ていました。
そんなときでした。
秋田放送から内々定の電話が。
アナウンサーになるのを諦め
スリランカで和食料理人になろうとしていた自分は
飛び跳ねて大喜び。
熱中症で苦しんでいたのが噓のように回復。
すぐにボクシングジムの会長や先輩、
アナウンス教室の先生に報告したっけなぁ。
思えば、あまり友達ができなくて暇だった大学時代。
何かきっかけをつかめれば、という理由で
2年生の”夏”に就職セミナーに行き始め、
最初は広告代理店に興味を持っていました。
エントリーシートを書こうとお題を見たら
「炊飯器に新しい機能が。さてどんな機能?」や
「新しい山が発見されました。どんな山?」など、
いまでも何も答えられそうにない難解な問いばかりでした。
大学3年の”夏”。
広告業界、ツイテイケナイ・・・と思っていたところ目に留まったのが、
関西の放送局でのアナウンサーのインターンシップ募集。
たまたま書類が通り、参加してみて感じたのが
「 もしかしてアナウンサーになれるかも・・・ 」
勘違いでも良いと思います。
心が動けばそれでいいと思います。
私がアナウンサーになりたいと思ったきっかけは
「なれるかも。」という錯覚でした。
でも、
アナウンス練習を全くしたことがなかった私は
本気でアナウンサーを目指す人たちの中で
恥ずかしい思いも沢山しました。
アナウンス教室に通い、猛烈に練習しました。
ボクシングのスパーリングでボコボコにされた日も
阪急電車に飛び乗り京都から大阪の教室へ。
大急ぎで読みの練習をしました。
分岐点は”夏”でした。
あの夏、
なんとなく就職セミナーを受けたから。
なんとなくアナウンサーのインターンに応募したから。
いま、
秋田で局アナウンサーをしていると思うと
夏に動くって大事なんだとしみじみ感じます。
ぼ~っと生きてんじゃねえよ!と自分自身に言い聞かせ
頭も心もフル回転で今年も精一杯動こうと思う27歳、夏の話でした。