【リレーブログ】スタート
宣材写真を変えました。
2019年に秋田放送に入社し
アナウンサーとしてスタート=走り出した私は、4月で6年目になります。
今年もよろしくお願いします。
スポーツ中継に携わる機会が多く
最近だと、昨年末から今月8日まで開催された
「第102回全国高校サッカー選手権大会」に中継クルーとして出張してきました。
初めての埼玉スタジアム2002にて。テレビ岩手の森田雄人ANと
沖縄テレビの植草凜ANとテレビ和歌山の風尾彩花AN。
関西のアナウンス教室の同志で5年ぶりの再会に嬉し泣き
秋田代表として出場した明桜は
初戦を突破し3回戦へ。
東京A代表の堀越に善戦するも0対1と惜しくも敗れ、ベスト8には進めませんでした。
県大会から全国大会3回戦までの5試合を無失点で勝ち上がっていたんですが・・・
大会初の失点が勝敗を決めました。
ただ、選手権のピッチで躍動するイレブンから勇気をもらった県民も多かったはず。
1966年のサッカー部創部以来「初の選手権1勝」を遂げた明桜も、
その勇姿をみた県内の他のチームも、
決意を新たに、新チームでのスタートを切っています。
ちなみに、明桜のエース・臼田成那(せな)選手は
今回の全国高校サッカー選手権で34人が選ばれた大会優秀選手に
明桜で初めて選出されました。
1月23日には日本高校サッカー選抜候補として、
U17日本高校サッカー選抜候補とのトレーニングマッチに出場しました。
秋田でプレーした選手が日本を代表する選手になる日を
心待ちにしている人も多いと思います。
高校卒業後の活躍の話を、また自分が聞いて皆さんにお伝えできれば嬉しいです。
さて、日本を代表する選手でいうと、野球なら文句なしで大谷翔平選手。
ボクシングなら井上尚弥選手でしょう。
大谷選手同様、井上選手も去年、異論の余地がなくなるほどの大活躍をみせました。
人類史上2人目の、2階級での4団体統一に成功しました。
ここで元プロボクサーの私田村の解説入ります。解説スタート。
まず「階級」について。
ボクシングは体重を区分する競技なので、どの体重で出場するかが重要なんです。
男女で違いがありますが、男子の「階級」は
最軽量のミニマム級から最重量のヘビー級まで、全部で17あります。
井上尚弥選手がいま戦っている階級は6番目に軽い「スーパーバンタム級」。
よく「3階級制覇」とか「6階級制覇」とか耳にして
なにが凄いの?と思う人がいると思います。
3階級制覇=「3つの階級」でチャンピオンになったということなんです。
極端な例で言うと、最も軽いミニマム級は47.62㎏以下と決まっています。
ミニマム級で世界チャンピオンになった選手が20キロも増量して
今度はウェルター級(66.68㎏まで)で世界チャンピオンになる。
なんてことがあれば、とてつもないことなんです。
この場合、ミニマム級とウェルター級と
2つの階級で世界チャンピオンになった、つまり2階級を制覇したと言えます。
体重区分のある競技だからこそ、2つの階級でチャンピオンになることはとても評価されるんですね~。
そして「団体」。
現在世界的に主要な団体は4つ。それぞれが独自のランキングを設けています。
WBA(黒色のチャンピオンベルト)、WBC(緑色)、IBF(赤色)、WBO(赤茶色)の4つの団体があります。
つまり井上尚弥選手は、
「バンタム級」と「スーパーバンタム級」の2つの階級で4つの団体を統一
=どちらの階級でも4本のベルトを手に入れた
=8本のベルトを手にした
ということなんです。
もう体のどこにベルトを巻けばいいか分からない状態です。
こんな日本人ボクサーは今までいませんでした。
秋田にも、世界に誇る名ボクサーがいます。
三種町出身の三浦隆司さんです。
三浦さんも以前、この井上尚弥選手を「全ての能力が桁違い」と話していました。
2022年11月撮影 黒が日本チャンピオンベルト。緑がWBCのチャンピオンベルト
秋田にも多くのアスリートがいます。
秋田から全国、そして世界で活躍したときに
自分が取材したことを選手に思い出してもらえるよう、2024年も日々頑張ります。