【テーマ】高校ラグビー　Go to Hanazono!

高校ラガーメン（←複数形）が目指すのは　東大阪市の近鉄花園ラグビー場。
全国に誇るラグビーどころ秋田でもいよいよこの季節です。

高校で一番強いラグビー部はどこか？

今年は準決勝が　10/23(土)　決勝が10/30(土)
準決勝の結果は
○秋田工業 57- 0秋田高校●
○秋田中央 41-19男鹿工業●　という結果でした。

紺と白の縞のジャージが秋田工業
紫紺のジャージが秋田高校

ピンクと黒の段柄ジャージが秋田中央
紺地に胸下に白縁取りの赤い太いラインが男鹿工業
出場した選手は自分が確認できますか？上から見ると、ポジショニングがよくわかるんです。

例によって短い時間ではありますが「ラジオ快晴GO!GO!のマキ」でラジオの実況中継をしました。ラジオでラグビー実況ができるアナウンサーは、ラテ県営局でも非常に少ないと思います。スポーツ実況に携わるアナウンサーの中でも　非常にレアです。

以前は2003年、秋田高校32年ぶりの優勝のときに１時間フル実況をしました。しかし、放送する枠もないためなかなか機会がないんですよね～。野球の実況も機会が少なくなっている今、秋田にいるスポーツアナウンサーのはしくれとしてラグビーの実況だけはいつでもラジオでもできるようにしてあります。

土曜日はメインスタンドもバックスタンドも超満員。
高校ラグビーの県大会の準決勝でこれだけお客さんが入る都道府県もないと思いますよ(驚)

低出力の「ラジオマイク」を使い、テクニカルディレクターなしで実況中継。
以前、ラジオ制作部長が大坂谷邦雄大先輩だったころ、改修される前の土のフィールドの八橋から、同じように昼のワイド番組で生中継したことがありました。
すると営業車で走っていた母校のラグビー部のＯＢたちが八橋に集まってくるんですよね～
「ラジオで生中継してたから来てみました」って言って。

さてさてアナウンサーサイドの話はこのぐらいにして、迎えた決勝はすでに報じられている通り
○秋田工業24-17秋田中央●

という結果で秋田工業が通算54回目の優勝、63回目の全国大会を決めました。
優勝回数と全国出場回数が異なるのは以前、全国優勝したチームは、次年度無条件で全国大会に出場できるというルールがあったためです。

ちなみに63回目の「花園」出場ではありません。よく間違えて記者が書きますが、以前は豊中運動場や甲子園などで行われていたのです。花園は42回大会・1963年以来です。

テレビ実況は田村、解説は秋田県ラグビー協会強化委員長でありノースアジア大学ラグビー部監督、そして元男鹿工業高校ラグビー部監督　泣く子も黙る内藤徳男さん。
非常にわかりやすい解説でおなじみです。この２人で今年もテレビ放送を担当しました。ちなみに内藤先生は秋田市立高校（現秋田中央高校）のＯＢです。

驚いたのは　秋田中央のＦＷの強さ。
決勝まで１回も見せなかった「回転モール」と呼ばれるドライビングモールを炸裂させて、秋田工業のディフェンスを何度も粉砕させるシーンがありました。仙台育英もこの「回転モール」で大量点を奪い宮城の代表に輝いています。体重130kgの佐藤勇人選手を先頭にして、右に左に竜の尾を蛇行させながらゴールラインに突き進むドライビングモールは見事でした！そして最後まであきらめずトライを取りに行く姿勢も含めて、やっぱり花園出場がかかった県予選の決勝は違うんだと感じました。

秋田工業はもちろんですが、敗れた秋田中央には賞賛の拍手を送りたいと思います。

試合終了後最後のミーティング。
左端は古谷和義（フルヤカズヨシ）監督、背番号５はロックの藤田修平キャプテン。

秋田中央、来年は２年生・１年生が悔しさを引き継いでくれるでしょう！
お疲れ様でした

大して、秋田工業　スタンドオフの村井佑太朗主将。
冷静で時には熱くチームの要としてコントロールしてきました。
このインタビューは10/31(日)の「なんてったって日曜はスポーツ」で放送しました。
ちょっと涙ぐむ中央の藤田主将のインタビューもぐっときました。

そしてその秋田工業が挑む全国大会コベルコスポーツスペシャル第90回全国高校ラグビー大会は12月27日（月）に開幕します。
組み合わせ抽選は　12月04日（土）午後１時からです。
「紫白の猛き徴には　世助の誉れ高し」という伝統の秋工フィフティーン
今年の花園での活躍を期待します。

またチームの様子などは、ＡＢＳのテレビ・ラジオでお伝えします！