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2011年3月17日

2011年3月17日(木)

賀内です。

「あさ採りワイド」は、今週ずっと、地震関連情報や、計画停電などの生活情報を中心にお送りしています。

ガソリン不足、節電についても、たくさんの声をいただきました。
「寒い思いをしている被災者のかたを思えばこれくらいは...」
「看護師の娘は歩いて通勤していきました」
どれも、読んでうれしいメッセージですね。
「分かち合おう」という心が伝わってきます。

「タンクローリーの運転手」という方から、電話をいただきました。

「仕事で仙台に行っています。高速から一般道がちらっと見えました。ガードレールに手書きではりつけてあったメッセージ『助けに来てくれてありがとう』。泣けてきました...気持ちって伝わりますね。今日も仕事がんばります」

支援物資があっても、トラックがあっても、燃料がなければ何もできない。
歯がみする思いを感じているかたも多いでしょう。私もそのひとりです。
そんな中、仙台に油を運ぶお仕事。今いちばん大事な仕事のひとつです。
大きなタンクローリーの雄姿は、地元の人たちにとって、どんなに頼もしく映るでしょうか。
運転手さん、おそらくお仕事はまだまだ続くと思います。
きつい仕事になるでしょうが、どうか気をつけて。
みんなが、あなたのタンクローリーを待っています。

次は、私も鶴岡さんもスタッフも、一読、言葉を失ってしまったFAX。
「秋田市・たかはし」さんからです。

「主人は3月11日、九州から大型トラックで荷物を運んでいました。当日は仙台市若林区の会社に寄り、秋田へ向かいました。仙台の営業所は津波で流されて(今は)ありません。出る時間があと少し遅かったら流されていたでしょう」

生死を分けたのは、ほんの少しの時間だったのです。ところがこのFAX、続きがありました。

「次男は石巻市の大学の学生です。アパートは流されました。次男はたまたまアルバイトが休みになり、9日から11日まで秋田に帰省、11日に戻る予定でした」

息子さんも、まったく偶然、秋田に帰っていて助かったのです。
そして...

「我が家はできる限り節約します。車はしばらく必要以外使いません。風呂は一日おきにしました。電気も一か所しかつけておりません」

家族が無事だったという安堵感と、亡くなった方、避難所暮らしの方への気持ちと...
この一週間、さまざまな思いが交錯しているに違いありません。

明日も「あさ採りワイド」は、みなさんからの声をお届けまします。

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