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2011年2月3日

2011年2月3日(木)

賀内です。

冬が終わる節分のきょう、豆まきや恵方巻のメッセージをたくさんいただきました。
興味深かったのは、昔の節分の様子です。

「みの吉」さんのメールでは...
「小さい頃、実家の豆まきは『天に花咲け、地には実がなれ』と天井や床に投げつけてました。五穀豊穣の願いを込めてと言ってました」

三種町の「カーネーション」さんのFAXは...
「子供の頃、居間のまきストーブで、鉄の鍋に大豆をいって一升枡に入れ、煮干と昆布を添え神様を拝み、父が家中、鬼は外と豆まきをしたのをなつかしく思い出します」

今の豆まきは、だいたいお父さんが鬼になって、子供から豆をぶつけられるのでしょうか。その点、昔のお父さんはカンロクがあるというか、鬼の面をかぶって逃げまどったりせず、豆をまいて鬼を追い出す役を堂々と演じています。「家長」という単語さえ思い浮かびます。

「向田邦子の世界ですねえ」と、私が思わず口走ったら、鶴岡さんが「私もそう思いました」。向田邦子を知ってましたか!
鶴岡さん、若いのに渋い世界を持っています。
(知らないという若い人は飛ばして読んでね)

「アップジョンフリーク」さんは、昔の雪国の思い出を書いて送ってくれました。
「思い出しました。雪が多かった年、玄関の前は雪の階段になってて、囲いには雪よけのためコモをぶら下げていたこと。玄関脇の雪には木箱に入ったハタハタが無造作に置かれてて冷蔵庫代わりになってたこと。家が今ほど機密性が高くなく、納戸の隙間から縁側に雪が入ってきてたこと。今は便利で快適な時代になったなあ」

私も昭和36年の生まれで、家は相当古かったので、似た記憶はあります。
隙間から雪が吹きこんできて、顔を洗ってつるしたタオルはかちかちに凍っていました。
今は朝からタイマーで暖房がついて、顔を洗うのでもお湯が出てきますが、お湯のコックをひねって、水からお湯になるまでのあいだ、ずっと水を流しっぱなしにしていて、「ああ、もったいない、でも水で顔を洗うのもなあ...」と、葛藤しながらお湯になるのを待っている次第です。こんなこと考えている人、けっこう多いのではないでしょうか。

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