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2010年9月1日

2010年9月1日(水)

賀内です。
九月になっても暑いですねえ。

今日は、89枚目のシングル「はぐれ舟」をリリースした大川栄策さんに電話インタビューしました。
言わずと知れた大ヒット「目ン無い千鳥」「さざんかの宿」の大川栄策さんです。
この歌、もともとレコーディングの予定がなかったのですが、コンサートで歌っているうちに評判になって、録音が決まったということです。ファンの中でも、団塊の世代の方々の共感が特に強かったのではないか、と話していました。
大川さんも来月で62歳。まさに同世代の共感を呼んでのレコーディングです。

大川さんは昭和39年に、作曲家・古賀政男さんに弟子入りし、歌のレッスンだけでなく、さまざまなことを教わりました。その中で強く記憶に残っているのは「自分の信じる道を行く」という言葉だそうです。
44年に「目ン無い千鳥」でデビューしましたが、大川さんに言わせると「その頃はグループサウンズ全盛の時期」で、それとは全く違ったジャンルの歌でした。でも、自分の信じる道を進んで41年、歌い続けてきたのがよかったのですね。

私が大川さんの歌に接したのは「さざんかの宿」(昭和57年)だったと思います。きょう発売の「はぐれ舟」を聞いてみると、すーっと抜けていくきれいな高音は、今も全く変わりません。
子供のころから歌が好きで、三橋美智也、村田英雄などのヒット曲を歌っていたといいます。そういえば大川さんの高音、三橋美智也さんの歌声と、通じるものがありますね。

大川さんは、おだやかな口調で、ひとつひとつの質問にていねいに答えてくれました。
大川さんの人柄が、電話回線を通じて伝わると言うか、聞く側にとっても、「いいお話を聞いた」と、心地よい余韻が残るインタビューでした。
福岡生まれの大川さんも、この夏の暑さにはまいっているそうですが、暑さに負けず、この秋もあのすばらしい歌声を聞かせてほしいなあ、と思ったのでした。

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