ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS
2010年6月10日

2010年6月10日(木)

賀内です。

きょうの特集は「大いなる秋田東京公演ダイジェスト」をお送りしました。

合唱と吹奏楽のために書かれた「大いなる秋田」は、四楽章からなる大規模な曲で、作曲以来40年以上にわたって、県内各地で演奏されてきました。
特にその第三楽章は、「秀麗無比なる鳥海山よ」で始まる秋田県民歌が織りこまれていることから人気が高く、今回の東京公演には期待が寄せられていました。

私もその日、東京会場にいたのですが、その期待感、熱気は尋常ではありませんでした。
何しろ前売券は完売、1200近い客席がたちまち埋まってしまったのです。
一年がかりで準備してきた吹奏楽や合唱のメンバーはチームワークもよく、楽屋や舞台袖も和気あいあいでしたが、ロビーも同じようににぎやかでした。
お客様の多くが秋田出身のようで、久しぶりに再会した同級生や同期生が談笑している姿があちこちで見られました。いいですね。こういうの。

きょうの番組では、当日の演奏やインタビューをまじえて放送しましたが、ラジオをお聞きの方からも「涙が止まりませんでした。仕事をしながらだったので目がにじんで伝票を書くのにいつもより倍の時間がかかりました」というFAXをいただきました。

また、仙台在住のかたからは「大いなる秋田、どこで聞いたんだろうと思っていたら、よさこいのチームの曲にありました」といただきました。
ヤートセにも県民歌は使われていましたか。初耳でした。

東京公演の日、「大いなる秋田」の名のもとに集まった人たちの中には、感激して涙を流している人もいました。
その様子を見て反省したのは...自分はずっと秋田に住んでいるから、秋田にも、「大いなる秋田」という曲にも、慣れっこになっていたのかもしれない、ということでした。
秋田を離れて住んでいる人たちの、ふるさと秋田へ寄せる思いは、私などが想像するよりずっと熱く、濃く、深かったのです。離れているからこそ、でしょうか。
秋田が元気がない、などと言われることがありますが、地元秋田が、もっとがんばらなければと、気持ちを新たにしたのでした。

掲載されている記事・写真等すべての無断転載を禁じます。Copyright © Akita Broadcasting System. All Rights Reserved