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2010年2月18日

2010年2月18日(木)

賀内です。

地域の文化を再発見しようというイベント「ブンカDEゲンキ」、先週の土曜、「日本のナマハゲ大集合」と題して、男鹿市民文化会館に、県内各地、全国各地のナマハゲが集まりました。きょうの「あさ採りワイド」では、その模様を、当日の録音もまじえて振り返りました。

本場というか元祖というか、男鹿のナマハゲのほかに、能代のナゴメハギ、象潟のアマノハギ、秋田市豊岩と雄和のヤマハゲ。

県外からも、山形県遊佐町のアマハゲ、石川県輪島市の能登のアマメハギ、岩手県大船渡市の吉浜のスネカ。

共通点は数多くあり、山から下りてきて、怠け者や、親の言うことをきかない子供をこらしめる、というのはみな同じです。藁を着ているのもそうですね。

違う点もあり、男鹿のナマハゲが、みなさんご存じの太い声で「泣ぐ子はいねがー」と叫ぶのに対し、山形のアマハゲは、なんというか、腹話術の声のような裏声で、会場からは意表をつく意外なその声に、失笑も出たそうです。

私が気づいたことですが、どのナマハゲも、海沿いの土地の風習なのです。雄和や豊岩はやや違うかもしれませんが、いずれも海が見えるようなところですね。

象潟と遊佐。県境を隔てて隣り合った土地で、同じようなナマハゲ行事がある不思議。しかも遊佐の「女鹿(めが)」という地名。昔はどんな交流があったのか。いろいろな想像をかきたてます。

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