2009年8月20日
2009年8月20日(木)
賀内です。
今日のゲストは、男鹿の海をビデオカメラで撮り続け、このたび海中映像のDVDを制作した、あきたマリンビジョンの子吉和典さんでした。
このDVDには、マダイに餌付けしている様子が出ていますが、魚は敏感ですから、最初からうまく行くはずがありません。魚をうまく慣らすまでに、何年という、年単位の時間がかかっているのです。
サンゴの映像もありました。ところが、貴重なサンゴを勝手にとっていく例があるとのこと。子吉さんの表情が曇りました。サンゴが生育するのには、何年もかかるのです。
美しい男鹿の海。
その海底に、空き缶が転がっています。「あっちこっちですよ」と、子吉さんはここでも渋い顔になりました。
「海岸の清掃ボランティアとか、いろいろやっているでしょう。ああいうのには助成を出してもいいんじゃないですか」と、子吉さんは言います。
男鹿の海を愛しているだけに、自然が破壊されていくのがつらく、許せないのでしょう。
5年後、10年後...男鹿の海が美しいままでありますようにと祈らずにはいられませんでした。