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2008年10月2日

2008年10月2日(木)

賀内です。

9/18の「さて今週は」のコーナーでは、稲わらから高濃度のバイオエタノールを製造する技術開発についてお送りしました。(※放送日記にも掲載)
そしてきょうは「もみ殻から作る活性炭」という、秋田発の開発・第二弾をお送りしました。しかも世界初の技術です。
コストが低くて済むもみ殻を使った、というのがポイントですね。
開発したのは、県立大学の熊谷誠治さんです。

活性炭というのは、冷蔵庫の脱臭などに使われていますからおなじみですが、原料はヤシ殻や石炭です。ヤシ殻は、わざわざ海外から輸入していますし、石炭だって安いものではありません。身近にたくさんあるもみ殻を使って活性炭ができないかと考えた熊谷さんは、5年がかりで研究に取りくんできました。
この「もみ殻活性炭」は、バスやトラックなどディーゼルエンジンの排ガスから硫黄分を取り去るのに役に立つほか、用途はさまざまだということです。まさに「地球環境」をよくすることに貢献するのですね。
先月の「稲わらからバイオエタノール」もそうですが、身近にあるもの、それも使い道があまりないと思われていた物が、ガゼン有用になるという話は、聞いているだけでも目の前が明るくなってきます。若き研究者・熊谷さんに、これからも期待しています。

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