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2008年9月23日

2008年9月23日(火)

賀内です。
「あさ採りワイド」では月2回、秋田を元気にする人たちや、元気につながる話題をお送りするコーナー「ファースト・トーク」を放送しています。

きょう、電話でお話を伺ったのは「あの」高橋勇市さんです。そう、アテネパラリンピックのマラソンで金メダルに輝いた、全盲のランナーです。
高橋さんは、北京パラリンピックにも出場しましたが、北京では全盲と弱視のクラスが統合されたことが響いて、順位は完走した24人中、16位でした。とはいえ、全盲者の中では二位、タイムはアテネより46秒縮まりました。48歳にして、4年前より進化しているのですから、タダモノではありません。
北京を振り返った高橋さん、やはり不本意という気持ちは隠せないようでしたが、早くも4年後のロンドンを視野に入れていました。
インタビューしたのは10時過ぎでしたが「このあと走るんですよ」と、淡々と語ってくれました。

おもしろかったのは、北京に持参した、秋田からのプレゼントの話です。秋田米と秋田の納豆をたくさん受け取った高橋さんは、北京の宿舎でそのお米を炊いて、秋田の納豆ご飯で栄養を補給したそうですが......
日本の電気が100ボルトだったのに対してあちらは200ボルトで、炊きすぎてご飯が焦げてしまったのだそうですね。でも、ふるさと秋田のお米と納豆がきいて、タイム短縮につながったかもしれません。
高橋さんの話を聞いているうちに、私もなんだか元気がわいてくるような気になってきました。

高橋さんは来月帰郷し、地元で報告を行ないます。いつも前向きな高橋さんに、大きな拍手が送られるだろうと思います。

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