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2008年9月11日

2008年9月11日(木)

賀内です。
「賀内隆弘のさて今週は」では、去年の12月から今年の3月にかけて大館市を中心に流行した麻疹・はしかの対策についてでした。
首都圏では大学が授業を休むなどの大きい影響が出たこともありましたが、秋田では感染者は出たものの重症患者はなく、流行を最小限に押えこむことができました。

秋田県のはしか対策は全国でも評価を受け、東京で行われる「感染症危機管理研修会」で、事例発表が行われることにもなったのです。県では教育庁と連携して情報収集し、「予防接種をしていない人の98%がはしかにかかり、発症者の80%が20歳未満」というデータを共有しました。

となれば、若い世代の人たちに感染させない方策を取る必要があります。
さっそく学校現場では、予防接種をしていない児童生徒を、はしかの症状がなくても出席停止にし、予防接種を進めました。2000人以上が接種を受けて、はしかは終息へ向かいました。

折も折、このコーナーが始まる直前の9時20分、北海道で震度5弱の地震があり、県内でも能代や鹿角などで震度2を観測しました。

先週は「あさ採りワイド」でも「地震への備え」をお送りしました。その翌週の地震です。
地震情報のあいまに感染症対策の話を放送する結果となりましたが、地震と感染症、普段からの備えと早い対策が必要な点では同じなのだ、と痛感しました。

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