2012年03月12日
今日を大切に生きる
朝日新聞2012年1月18日の、ある記事の切り抜きを大切に保管しています。
私が切り抜いたわけではありません。
ある日、我が家の食卓テーブルにそっと置いてありました。
だんな様からのメッセージでした。
それは、「最後だとわかっていたなら」という見出しの記事です。
17年前、兵庫県で阪神淡路大震災を経験した13歳の少女が、結婚して岩手県の陸前高田市に移り住み、29歳の時、3月11日の地震で亡くなりました。
彼女が生前朗読していたという1篇の詩。
「最後だとわかっていたなら」
子供を亡くしたアメリカ人女性が作った詩です。
記事では、この詩の全文と2度の震災にあった娘への両親の想いを綴っています。
詩にはこんな一節がありました。
「わたしたちは忘れないようにしたい
愛する人を抱きしめられるのは今日が最後になるかもしれないことを」
この切り抜きを見るたびに、
「いま目の前にいる大切な人と会えるのは、もしかしたら今日が最後かもしれない」
と思います。
皆さんは、大切な人とケンカをしていませんか?
家族に何か不満を述べませんでしたか?
東日本大震災から1年が経ち、改めて今日という日を大切に生きていきたいと考えています。