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2014年7月16日

帰ってまいりました

「あさ採りワイド」のスタジオに入ったのは、一か月ぶりです。

6月11日(水)の番組で私は
「東京TBSに出張のため、13日(金)のあさ採りワイドは鶴岡さんの担当です」
とお話しして、番組を終えました。
そして東京に出張、そのあと一か月、番組に出演せず、代役を鶴岡さんにお願いしていましたが、
その理由を、きょうの番組でお話ししました。

実は、十二指腸の手術のため2週間入院、その後2週間自宅療養して、今週から職場に復帰したのです。
おかげさまで順調に回復し、医師からも、仕事をして差しつかえないという「太鼓判」をいただき、
無事、スタジオに帰ってきたのでした。

番組には、闘病中のかた、入院中のかたからもメッセージをいただきます。
「この先、ちゃんと治るのか」という不安も、昼間そう疲れるわけではないので、
消灯時間になっても眠れず、暗い病室で寝返りを打つ気持ちも、自分で経験して実感となりました。

病院でつらい思いをしている時に、ふと思いつきました。

こういうのを「断腸の思い」と言うのか!
実際、十二指腸を切りましたのでね。
なってみて、初めてわかりました。

そうそう、以前、足の指先に傷口からばい菌が入って腫れたことがありまして、
皮膚科に行ったらお医者さんは「あー、化膿してますねえ。膿を出しましょうね」
と言って、針で指先を突いて、ドロドロの膿を出し切りました。

いやー、けっこう痛かったのですが、その時も、ふと思いつきました。
「膿を出すというのは、このことか!」

ほら、会社や役所で不正行為やたるみが指摘されると、新聞などで
「今こそ○○は膿を出し切って、再出発を図らねばならない」
なんて論じてますよね。
「そうか、俺は膿を出し切ったのだ。何の後ろ暗いところなく、天下晴れて堂々と歩けるのだ!」
と、晴れ晴れとした気持ちで皮膚科をあとにしたのでした。

「断腸の思い」も「膿を出す」も、ものの例えですが、私は幸か不幸か、どちらも経験してしまいました。
このように体を張って、諺や成語を実感しております。
いくら実感といっても「真綿で首をしめる」や、「清水の舞台から飛び降りる」、
「爪に火をともす」は、だめですよ。

きょうはお聞きの皆様から、「お帰りなさい」「安心しました」というメッセージを多数ちょうだいしました。
番組内で一つ一つはご紹介できませんでしたが、温かいお気持ち、心に沁みました。
いつも通り、普通に仕事ができる幸せをかみしめて、マイクに向かっています。

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