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2012年2月22日

2012年2月22日(水)

賀内です。

先日の番組で、何の話からか「忠犬ハチ公」の話になりました。
秋田を代表する犬で、大館駅にも渋谷駅にもその姿をとどめているハチ公。誰もが知っている名犬で、映画にもなりました。

で、私が言ったのが、「犬は銅像にもなりますが、猫はならないでしょうかね」。
全くの当てずっぽうで言ったのですが、なんと「横手の浅舞に忠猫の碑があります」とメールが来ました。これは「ちゅうびょう」と読むでしょうね。

今日の「楽しい観光地情報」では、平鹿町歴史研究会の堀田賢逸さんに、この忠猫の碑の由来を伺いました。

忠猫の碑は、明治にさかのぼります。平鹿の大地主・伊勢多右衛門が飼っていた猫が1907(明治40)年に死んだことから建立されました。なぜ碑ができるほど敬愛されたかというと、備蓄米を入れていた米蔵にネズミが入るとそのネズミを退治するなど、ネズミ駆除に尽力した立派な猫だったから、というのです。
しかし、実はこの猫のことも碑も、それほど知られているわけではなく、猫には名前もなかったというのですね。夏目漱石の時代から、猫と言えば「名前はまだない」だったのでしょうか。
研究会では今年、猫の名前を募集するなどして、猫と碑のPRを行っていきたいとのこと。
大館に忠犬ハチ公、横手に忠猫。秋田は二大忠動物(そんな言い方があるか?)のふるさとなのでした。浅舞は愛猫家の聖地となるか?

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