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2011年9月8日

2011年9月8日(木)

賀内です。

「あさ採りワイド」では、邦楽、洋楽、いろんな曲をおかけしていますが、雅楽がかかるというのは10年に一回くらいじゃないでしょうか。数えたわけではないのですが、番組を14年担当していて「何回かかったかなあ」と考えてしまうほどですので。

その貴重な一回が、きょうの放送でした。
9/12(月)、十五夜の日、秋田市の総社神社で、「観月祭と邦楽の夕べ」と題して、お月見と邦楽を楽しむ会が開かれます。この場合の邦楽というのは、日本の歌謡曲ではなくて、もう日本古来の雅楽や能楽のことですね。

ゲストにお迎えした総社神社の宮司、川尻さんは、スタジオに「篳篥(ひちりき)」をたずさえて登場。大きさは小ぶりのリコーダーくらい。息を吹きこむのは、葦(よし)で作ったリードです。

川尻さんが「越天楽」を奏でると、もう何と言いますか、ありがたい気持ちになってくるというか、心が休まるというか、心身が天空に吸い込まれていくような感じというか...まあそんな感じ(どんな感じだ?)になってくるのでした。
「どうしてでしょう?」と川尻さんに伺うと、「こうした楽器は、すべて自然のものからできていますし、やかましくないんですね。そして、音楽は自然の様子を描いているんです。だからでしょうかね」とのお答え。
うーん、自然のものからできている楽器が、自然を描いている、だからこんなに心休まるのかと納得。「ヒーリング・ミュージック」になっているんですね。

「あさ採りワイド」をお送りしているラジオ第3スタジオが、つかの間、異空間になったかのような感じでした。

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