2011年2月17日(木)
賀内です。
「ペコちゃんのママ」さんから、
「息子が合宿で免許を取りました。運転したいらしく、けさは夫の送り、午後は私の買い物に...」
というメールをいただきました。
免許とりたて、こわさよりも運転したいという気持ちが上なんでしょう。親孝行な息子さんじゃないですか。さっそくお父さんお母さんを乗せてあげようなんて。
高校卒業を前にして、今のうちに免許を取ろうという高校三年生が、多数、自動車学校にやってくる時期でもあります。みなさんから、免許に関するメッセージをいただきました。
学科で何度も落ちたという話や、大雨で自動車学校も教習車も水没してしまった話など...大変ではありますが、免許がないと運転できませんから、みんながんばるんですよね。
何をかくそう、私も大学時代、合宿で免許を取りました。最短で確か3週間ほどあれば、学科も実技も学べるシステムでした。合宿免許は、大学生の利用者が多く、当時は10人くらいの学生がひと組になって学びました。
宿舎は旅館です。夜は部屋に布団をぎっしり敷いてざこ寝という共同生活。朝になると起きて、旅館で朝食。バスで自動車学校へ。一日、学科や実技を学んで、夕方はバスで旅館へ。翌朝起きて、旅館で朝食。バスで自動車学校へ。
...あとは略しますが、こういう、実にシンプルな生活を繰り返していました。
そうそう、忘れてはいけないのが、宴会。
当時の(1983年のことです)大学生は、集まれば酒を飲むものだと素朴に信じていたので、夜になると安い酒を買い出しに行って、部屋で毎晩飲んでましたねえ。スルメや柿の種をさかなに、ホワイトを水道水で割って飲んだり。居酒屋に行かなくたって、部屋で楽しく盛り上がりました。
※1980年代前半は、大学生も、ウイスキーの水割りを普通に飲んでいました。焼酎ブームが到来するのはもっとあとです。
学生たちはみんな初対面だったのに、この集団生活と、連夜のコンパで、すっかり仲よくなっていました。ですから、私の運転免許取得は、たいへん楽しい思い出なんです。
その仲間たちとは、自動車学校を出てしまえばあとは離れ離れで、その後一度も会っていません。
みんな中年男になって、でも、安全運転は続けているだろうな、などと思い返しています。