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2010年7月15日

2010年7月15日(木)

賀内です。

きょうの「あさ採りワイド」でおかけした曲は、すべて筒美京平作曲の歌でした。
昭和15年生まれの70歳。グループサウンズからアイドル歌謡、アニメソングまで、その作曲歴はそのまま昭和・平成のヒットソングの歴史です。
何千曲にも及ぶ作品から、苦心惨憺、絞りに絞った12曲です。

・バラ色の雲(ヴィレッジ・シンガーズ)
・ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)
・また逢う日まで(尾崎紀世彦)
・青いリンゴ(野口五郎)
・恋する季節(西城秀樹)
・男の子女の子(郷ひろみ)
・17歳(南沙織)
・わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ)
・センチメンタル(岩崎宏美)
・サザエさん(宇野ゆう子)
・ひまわりの小径(チェリッシュ)
・セクシー・バス・ストップ(浅野ゆう子)

「新御三家」と言われた三人のデビュー期にすべて関わっていたとは驚き。野口五郎ではこの他にも「オレンジの雨」「甘い生活」「針葉樹」「19:00の街」など。郷ひろみでは「小さな体験」「裸のビーナス」「花とみつばち」「君は特別」「よろしく哀愁」「あなたがいたから僕がいた」「寒い夜明け」などなど、デビューから連続20曲が筒美作品です(外国曲『天使の詩』を除く)。南沙織は「潮風のメロディ」「純潔」「哀愁のページ」「早春の港」「色づく街」「ひとかけらの純情」など。麻丘めぐみは「芽ばえ」「悲しみよこんにちは」「女の子なんだもん」「アルプスの少女」などが、みんな筒美作品...と、あげていけば、もう際限がないのです。
これだけの曲を、すべて一人の人が作っていたとは驚嘆に値しますが、天才とはそんなもんでしょうか。「ブルー・ライト・ヨコハマ」は、録音前夜に歌詞を受け取って徹夜で作曲したそうですが、それが大ヒットになってしまうんですね。

お聞きの方からは「ほ〜! そうなの〜!」「ノリノリで家事しています。気持は十代」「車のラジオで口ずさみながら聞いています」など、うれしいメッセージをいただきました。月曜は「紅白歌のベストテン」、水曜は「夜のヒットスタジオ」を見て、「平凡」「明星」の歌本を愛読した、あの時代を思い出した方もいらしたでしょう(何のことかわからないという若い人は飛ばして読んでね)。

そして明日(7/16)は、作詞家・松本隆の特集です。「はっぴいえんど」から作詞家へ転身をとげた松本隆。どんな歌かは、明日のお楽しみです。
さらに、来週の木曜(7/22)は、筒美特集のパート2。「魅せられて」から、1979年以降のヒット曲を紹介します。「あさ採りワイド」は、歌謡曲全開でお送りします。

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