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2009年9月24日

2009年9月24日(木)

賀内です。

きょう番組にいただいた「サン・カクスイ」さんのメッセージは、こんな内容でした。

「きのうの朝食はスジコでした。全部食べたあとのスジコの容器。残っていた汁をご飯にかけた自分に、妻の冷たい視線。その日の夕食前、冷蔵庫をあけたら、その容器がまだありました。私の母がその容器にご飯を盛ってパクパク。自分と母は、とことん親子でした」

「うーん!」(←メッセージを見て私がうなってしまった声です)
人はこうでなければいけない、と、私はわけもなく高揚してしまいました。
スジコを食べたあとに残っている、赤くてしょっぱい汁。捨てるなんてもったいない。その気持ちが伝わります。100%理解できるのです。この親子、お母さんのほうが役者が一枚上ですね。容器にご飯を入れると、最後の一汁(と言うのかな?)まで食べられ、容器もきれいになります。

シャンプーが残り少なくなると、容器をさかさまにしておきませんか?いよいよ最後という時は、お湯でゆすいで、一回分を捻出しないでしょうか?
鶴岡さんからは「私はシャンプーボトルを横に切って中身を出します」という、うれしい援護射撃がありました。涙ぐましい限りです。

以前「カレーパスタ」の話をした時も、同じような話の展開になりました。カレーが残り一人分くらいになったとき、パスタをゆでてカレーの鍋に投入すると、鍋もきれいになるというのです。わかりますねえ。

きょうはこんな「節約ばなし」で盛り上がりました。エコなどと言われる前から、私たちの先人はこうやって無駄を省いてきたのです。
...と言いたいところですが、スジコご飯やカレーパスタは、「こういう食べ方のなんとも言えない魅力」も大きいですね。
スジコをのせて食べるご飯もおいしいですが、残りのスジコエキスを惜しみ惜しみご飯にかけて食べる、あの味覚。カレーライスやカルボナーラもおいしいですが、パスタにからんでいく残りわずかなカレー。
こういうのは「C級グルメ」とでも言うのでしょうか。

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