2009年2月4日
2009年2月4日(水)
賀内です。
穏やかな春の始まりでした。きょうは立春、これからは「余寒」です。
「モード・クイール」さんから「地元の工場が一つなくなってしまいました。ショックです」というFAX。
ほかにも、おとといは別のかたから「息子が『今月15日でクビだって』。高校卒業して一年もたってないのに!」というFAX。
スタジオにいて、こういう時にどんな言葉をかけていいのか、いつも迷います。
景気が回復して、みんなが働けるようになるのには、おそらく月日がかかるでしょう。ただ単純に「がんばれ」と言えるものでもありません。長考の末、私が言ったのは、こんな意味のことでした。
「みなさん、大変な思いをしていると思います。息子さん本人はもちろんですが、親御さんもつらいと思います。でも、仕事と家庭、と考えた場合、仕事が大変なときでも、家庭があったかければ、またがんばれるんですね。仕事をさがしに行って、見つからなくて疲れて家に帰ってきても、おいしいご飯があるとか、あったかいお風呂に入れるとか。そういう環境を整えてあげることが、親御さんの、今できることだと思います」
家族が大変な思いをしているとき、どんなかたちでも応援するのが、家族じゃないでしょうか。
お母さん、あなたのがんばりどころでもありますよ。