今回で、○○まつりは最終コーナー。ゴールを切るのは井関です。
さて、私が毎年夏に参加している「まつり」が、「森岳温泉夏祭り」。
三種町の惣三郎沼公園という丘陵にある場所で開催されます。
ラジオの公開録音などの仕事として毎年会場を訪ねるのですが、いつの間にか自分の中ではライフワークのようになっていて、夏の楽しみなんです。

昼間は地元などで活動する団体が、ダンスや吹奏楽、太鼓の演奏などを披露。
また、流しそうめんよろしく行われるのが「流しジュンサイ」。子どもからお年寄りまで、長さ10メートルほどの半筒形で傾いだレーンの両側に並び、流されてくるジュンサイを箸ですくって容器に取ります。動体視力、瞬発力、器用さが大事。想像以上に盛り上がり、それをマイクで実況しながら煽るのが私の楽しみでもあります。

夜の7時からが、歌謡ショーに打ち上げ花火とビッグイベント。
歌謡ショーはABSラジオ公開録音です。
主に80年代を飾ったスターたちが毎年会場を熱狂の渦にします。
ことしは、盛り上がり過去一とも評されることになった“泉谷しげる”さん！
名曲「春夏秋冬」でおなじみですね。バラエティ番組では荒っぽいところもあるけど、どこか憎めない愛嬌が。ドラマや映画では人情味のある役柄でファンも多く、多才です。
その泉谷さんとご対面！

フランクで、泉谷さんが醸し出す温かさに一瞬でファンになっちゃいました。
写真は本番直前。来場者がカメラを向けても気さくに応えていました。

一転、ステージが始まるとパワフル！

盛り上がった来場者を自らステージ前に引き寄せると、一体感が高まります！
ボルテージのあがる人たちに、「おまえら適当にやれ！」と声をかけて笑いを誘う場面もありました。
が、あれは夏の水害で被災した人たちへのメッセージだったのでは。
今夏、秋田市など大きな浸水被害がありましたが、この三種町も2年続けて河川が氾濫して大きな被害が出ていました。お母さんが秋田出身という泉谷さんは、秋田にとても思いを寄せてくれているのがステージ中もわかりました。だから、あれは「復旧作業お疲れ様です。無理をされているでしょうから、時々体を休めて大切になさってくださいね」と労る、「適当にやれ！」だったのだと私は思っています。

泉谷さん、心の底から熱くなるステージ、夏の思い出になりました。
ありがとうございます！！

「○○まつり」は、これで打ち止め。次回からは新テーマのリレーが始まります。