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知っトク医療のつぼ

知っトク医療のつぼ 毎週日曜 7:20~7:30
番組概要
秋田県民の健康の不安や疑問におこたえします。

ガンの死亡率 全国ワースト1位(22年連続)
心疾患 全国ワースト11位
脳血管疾患 全国ワースト2位
これが秋田の現状です。
※2018年人口動態統計より(人口10万人あたりの死亡率)

これを変化させていくためには適切な医療情報と予防方法を県民が知る機会が必要です。ABS秋田放送が毎週日々進歩を続ける医療情報や、身近な病気の話題など様々な医療情報を番組でお伝えします。
次回予告
7月の放送スケジュール

【7月14日放送】「20人に1人が発症 多汗症」
[出演]岡田医院 岡田理さん

多汗症は、本人の意思に関係なく異常に汗が出る疾患。全身に大量の汗をかく全身性多汗症と、頭や顔、手のひらや脇など、体の特定の部分の汗の量が多い局所性多汗症に分けられる。
また多汗症は、感染症や中枢神経の疾患など、何らかの病気によって引き起こされる「続発性多汗症」と、特に原因がない「原発性多汗症」に分けられる。
手のひらに大量の汗をかく局所性多汗症の場合、症状が軽いケースでは、緊張などストレスが高まる時に汗ばむ程度だが、症状が重いケースでは、手のひらから汗が滴り落ちる患者もいる。手のひらの多汗症は、日本人の5.3パーセント、つまり20人に1人ほどの割合で発症するといわれているが、医療機関で治療を受けているのは、発症している人の1割程度と推定されている。
多汗症の治療法は、汗が大量に出る部分によって異なる。ここ数年で、脇や手のひら、頭や顔など、それぞれの部位ごとに、保険適用の塗り薬や内服薬などが続々と登場している。
番組では、秋田市にある岡田医院の岡田理院長が、多汗症の種類や症状、治療法などを解説する。
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【7月7日放送】「紫外線と日焼け」
[出演]岡田医院 岡田理さん

日焼けは、紫外線を浴び過ぎることによって起こり、皮膚の炎症や色素の沈着といった症状がみられる。
日焼けによる皮膚の変化は、「サンバーン」と呼ばれるものと、「サンタン」と呼ばれるものがある。「サンバーン」は紫外線によって皮膚がダメージを受け、炎症を起こすものだ。皮膚が赤くなってヒリヒリするほか、皮膚が熱く感じることがある。「サンタン」は、「サンバーン」による炎症によって皮膚の中でメラニン色素がつくられ、皮膚が茶色っぽくなる状態。
なお、「サンバーン」や「サンタン」は日焼けの一時的な症状だが、紫外線を長い時間浴びると、皮膚の老化が早まるほか、皮膚のDNA細胞が傷つき、皮膚がんにつながることがある。皮膚の老化や皮膚がんは、ある程度年をとってから現れるため、若いうちから紫外線対策をすることが大切だ。
日焼けを予防するためには、なるべく日光を避けたり、日焼け止めを使うことが重要。
番組では、秋田市にある岡田医院の岡田理院長が、日焼けのメカニズムや症状を解説するほか、日焼け予防のポイントを紹介する。
【6月30日放送】「熱中症を予防する」
[出演]秋田県総合保健事業団 神万里夫さん

めまいや頭痛、けいれんなどがみられる熱中症は誰でも発症する可能性がある。最悪の場合、命に関わることもあるため、「自分だけは大丈夫」などと油断せず、しっかりと予防をすることが大切だ。
たとえば、屋外では日傘や帽子を使ったり、意識的に日陰に入ったりするようにするほか、衣服は綿や麻など、通気性のよい生地を選ぶようにすることがポイント。なお、熱中症予防には水分補給が重要だが、アルコールやコーヒーには利尿作用があり、脱水を促進することがあるため注意が必要。
熱中症を防ぐためには、体を暑さに慣らすことも大切だ。真夏を迎える前に、ウォーキングやジョギングなど、軽い運動を続けると効果的。運動が苦手だという人は、少し早足でウォーキングをするだけでも十分な運動になる。こうした運動を数日から2週間続けることで、体が暑さに慣れ、熱中症を発症しにくくなる。足腰が弱いという人は、入浴方法を工夫することでも体を暑さに慣らすことができる。
番組では、秋田県総合保健事業団の神万里夫医師が、熱中症の予防方法を中心に紹介する。
【6月23日放送】「熱中症のリスクと前触れ」
[出演]秋田県総合保健事業団 神万里夫さん

熱中症は、体温の上昇やめまい、頭痛やけいれんなど、さまざまな症状を引き起こす。最悪の場合は命に関わることもあるため、症状が重くなる前に体のサインに気づき、対処することが大切だ。
たとえば、暑くて寝苦しい夜に足がつるという症状は、熱けいれんと呼ばれる熱中症のサインだ。このほか、拭いても拭いても汗が止まらないという時は熱中症の可能性がある。こうした症状がみられるときは、涼しい場所に移動して水分をとるほか、氷や保冷剤などで首やわきの下、足の付け根などを冷やすとよい。対処をしても症状が改善されない場合は医療機関を受診するようにする。この時期は誰でも熱中症を発症する可能性があるため、「自分だけは大丈夫」などと思い込まずに日ごろから体の状態をチェックすることが予防につながる。
なお、熱中症は直射日光が当たる屋外だけでなく、屋内でも発症することが多いため注意が必要だ。特に室温と湿度が高い浴室や浴室とつながっている洗面所などは熱中症になるリスクが高い。
番組では、秋田県総合保健事業団の神万里夫医師が、熱中症が疑われる体のサインを中心に紹介する。
【6月16日放送】「熱中症の症状と対処法」
[出演]秋田県総合保健事業団 神万里夫さん

熱中症は、気温と湿度が高い状況でたくさんの汗をかき、その結果、体の中の水分と塩分が減って、筋肉や脳など、さまざまな臓器に血液が十分に行き渡らなくなる状態だ。
立ちくらみや痛みを伴う筋肉のけいれんなどの軽い症状から、めまい、頭痛、吐き気といったいわゆる中等症、さらには、まっすぐに歩けない、全身のけいれんといった重い症状まで、体にさまざまな異変がみられる。軽症の場合は現場での応急処置で対応ができることが多いが、重症の場合はすぐに医療機関を受診する必要があるなど、自分はもちろん、周りの人が熱中症を発症した場合に備えて、正しい対処法を知っておくことが重要。
なお、熱中症によって全国で救急搬送される人のうち、毎年半数以上は65歳以上の高齢者だ。高齢者は暑さを感じにくいことに加え、もともと体の水分量が少ないために脱水状態になりやすく、周りの人もこまめに気にかけることが必要だ。
番組では、秋田県総合保健事業団の神万里夫医師が、熱中症の症状や対処法を詳しく解説する。
【6月9日放送】「レビー小体型認知症」
[出演]秋田緑ヶ丘病院 坂本哲也さん

レビー小体型認知症は、レビー小体という物質が脳の神経細胞を壊すことによって発症する。さまざまな種類がある認知症の中で、アルツハイマー型認知症、血管性認知症に次いで多い認知症だ。
レビー小体型認知症は、嗅覚障害やうつ、便秘、立ちくらみなどの症状のほか、実際には目の前に存在しない人や虫などが見える「幻視」と呼ばれる症状、手足の震えや筋肉の硬直といった、いわゆるパーキンソン症状、睡眠中に大声を出したり体を大きく動かしたりする症状などが特徴。
レビー小体型認知症は、身近な病気であるにも関わらず、理解が不十分なために、アルツハイマー型認知症と診断されていた症例が、最近、ようやく正しく診断されるようになった。今後、レビー小体型認知症の認知度が高まるにつれて、診断数はさらに増えるといわれている。
根本的な治療法は今のところなく、薬を使った対症的な治療を続けることが基本だ。
番組では、秋田市にある秋田緑ヶ丘病院の坂本哲也医師が、レビー小体型認知症の症状や原因を詳しく解説する。
【6月2日放送】「生活習慣と関係 血管性認知症」
[出演]秋田緑ヶ丘病院 坂本哲也さん

血管性認知症は、脳の血管が詰まる脳梗塞や、脳の血管が破れる脳出血などがきっかけとなり、脳の一部が損傷することによって発症する。
血管性認知症の記憶障害は、記憶の一部が抜け落ちることが多いのが特徴。脳血管障害が引き金になるため、手足のまひや歩行障害、言葉がうまく出ないといった言語障害のほか、ささいなことで泣き出すなどの感情失禁と呼ばれる症状が出るケースがある。
医療機関での検査では、脳梗塞や脳出血など、いわゆる脳卒中のリスクが高い人や、過去に脳卒中を経験したことがある人に物忘れの症状がある場合、血管性認知症を疑う。
血管性認知症は、さまざまな種類がある認知症の中でも比較的予防しやすい。たとえば高血圧の場合は、塩分のとり過ぎに気をつけたり、適度な運動を心がけたりといった生活習慣の改善が予防につながる。血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの再発に伴って悪化することが多い。
番組では、秋田市にある秋田緑ヶ丘病院の坂本哲也医師が、血管性認知症の症状と発症原因に加え、予防法について詳しく解説する。
【5月26日放送】「アルツハイマー型認知症」
[出演]秋田緑ヶ丘病院 坂本哲也さん

認知症は、認知機能の障害によって、日常生活や社会生活に支障が出る状態。認知症にはさまざまな種類があり、アルツハイマー型認知症は、認知症全体のおよそ6割を占めるといわれている。
アルツハイマー型認知症の初期症状として多いのは物忘れで、つい最近の出来事を忘れたり、新しく経験したことを覚えられなくなったりする。アルツハイマー型認知症は進行性で、発症して3年から6年が経つと、自宅の場所や自宅の中のトイレの場所などがわからなくなることもある。また、「ものを盗まれた」といった妄想や徘徊(はいかい)、イライラや暴力などの症状が出る人もいる。
アルツハイマー型認知症の原因は、加齢や生活習慣、遺伝的要素が影響して脳全体が萎縮することだ。脳の中でも記憶に関わる海馬(かいば)と呼ばれる部分から萎縮が始まるため、初期症状で物忘れがみられやすい。
アルツハイマー型認知症の根本的な治療法は今のところないが、薬によって進行を遅らせたり症状を改善したりすることが可能だ。
番組では、秋田市にある秋田緑ヶ丘病院の坂本哲也医師が、アルツハイマー型認知症の症状や原因、治療法などについて解説する。
【5月19日放送】「今では大人の病気 風疹」
[出演]やすおか小児科医院 安岡健二さん

風疹は風疹ウイルスに感染することによって発症する。2週間から3週間の潜伏期間を経て、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどがみられるのが特徴。子どもが感染した場合、症状は軽くすむことが多いが、大人が感染すると発熱や発疹が出る期間が長くなったり、関節痛がひどくなったりすることが多いといわれている。主な感染経路は飛まつ感染や接触感染で、妊娠中に風疹に感染すると、胎児がウイルスに感染し、難聴や心臓病、白内障といった障害が出る可能性があるため注意が必要だ。
もっとも有効な風疹の予防方法はワクチンの接種で、現在は1歳と小学校入学前の合わせて2回が定期接種の対象となっている。このため、子どもの風疹はほとんどなくなったが、特定の年代はワクチン接種の機会が1回しかなかったため、今ではワクチン接種を2回受けていない成人が風疹に感染するケースが多くみられるという。妊娠中に風疹に感染することを防ぐため、また、妊娠中の人に風疹をうつさないためにもワクチンを2回接種することが大切だ。
番組では、秋田市にある、やすおか小児科医院の安岡健二院長が、風疹の症状や年代によるワクチンの接種状況を詳しく解説する。
【5月12日放送】「感染が急増 溶連菌感染症」
[出演]やすおか小児科医院 安岡健二さん

溶連菌感染症は、溶血性連鎖球菌という細菌が、鼻やのどの粘膜、へんとう腺などに感染することによって発症する。38度から39度の高熱、のどの痛みのほか、腹痛などが主な症状だ。去年から全国で患者数が増えていて、秋田県感染症情報センターのまとめによると、県内でも今年に入ってから感染報告が急激に増えている。
溶連菌は、まれに血液や筋肉、肺など、通常は細菌が存在しない組織に侵入し、劇症型溶血性連鎖球菌感染症を引き起こすことがある。劇症型溶血性連鎖球菌感染症は、大人が感染するケースが多いのが特徴で、急激に病状が進行し、発症から十数時間後には血圧の低下、多臓器不全などを起こして死にいたることも少なくない。 溶連菌感染症は、劇症型溶血性連鎖球菌感染症にいたらない場合でも、リウマチ熱や急性腎炎などの合併症を引き起こすことがある。このため、感染が分かった場合には確実に溶連菌を除菌することが重要で、一定期間抗菌薬を飲み続ける必要がある。
番組では、秋田市にある、やすおか小児科医院の安岡健二院長が、溶連菌感染症や劇症型溶血性連鎖球菌感染症の症状や治療法について詳しく解説する。
【5月5日放送】「大人の感染が拡大 はしか(麻疹)」
[出演]やすおか小児科医院 安岡健二さん

はしかは医学的には麻疹(ましん)と呼ばれ、麻疹ウイルスに感染することによって発症する。38度から39度の発熱が1週間ほど続き、せきや鼻水、目やにが出るなどの症状のほか、全身に発疹が出るのが特徴。妊娠中に麻疹ウイルスに感染すると重症化しやすく、流産や早産を招く可能性があるため注意が必要だ。麻疹ウイルスは、一度感染すると免疫が一生持続するが、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100パーセント発症する。
WHO(世界保健機関)によると、はしかは去年から世界的に感染が広がっていて、日本国内でも今年に入り、はしかへの感染が相次いで報告されている。はしかは感染力が極めて強く、手洗いやマスクによる予防効果は限られている。ワクチン接種がもっとも有効な感染予防だ。現在は、1歳と小学校入学前の合わせて2回が定期接種の対象となっているが、ワクチンを接種を1回しか受けていない世代があり、この世代の感染が多く報告されているという。
番組では、秋田市にある、やすおか小児科医院の安岡健二院長が、はしかの症状や世界的な流行状況のほか、世代によるワクチン接種の状況について詳しく解説する。
【4月28日放送】「目や口の渇き シェーグレン症候群」
[出演]あきた腎・膠原病・リウマチクリニック 富樫賢さん

シェーグレン症候群は、免疫が誤って自分の体を敵とみなし、攻撃してしまう膠原病(こうげんびょう)と呼ばれる病気のひとつ。
代表的な症状は目や口の渇きだ。涙の量が減ってしまうことによるドライアイや、口の中が乾いてネバネバするといったドライマウス特有の症状を訴える患者が多い。口の中が乾いて食べ物を飲み込みづらい、唾液が減って虫歯が増えるといった症状が出ることもある。疲れやすさを感じたり、関節が痛んだりするなど、全身に症状が出ることもシェーグレン症候群の特徴だ。シェーグレン症候群は女性の発症が多い。
シェーグレン症候群の発症には免疫の異常が関係していることが分かっている。詳しいメカニズムはまだ解明されていないが、ウイルスへの感染や女性ホルモンなど、複数の要因が重なって発症すると考えられている。国の指定難病のひとつでもあるシェーグレン症候群は、長い期間の治療が必要となり、病気とうまく付き合っていくことが大切だ。
番組では、秋田市にある、あきた腎・膠原病・リウマチクリニックの富樫賢院長が、シェーグレン症候群の症状や治療法を解説する。
【4月21日放送】「免疫が“暴走” 全身性エリテマトーデス」
[出演]あきた腎・膠原病・リウマチクリニック 富樫賢さん

全身性エリテマトーデスは、免疫が誤って自分の体を敵とみなし、攻撃してしまう膠原病(こうげんびょう)と呼ばれる病気のひとつ。
症状は、関節で起こる炎症、38度を超える発熱、鼻から頬にかけてできる赤い発疹などが特徴。けん怠感や脱毛、口内炎、食欲低下などの症状がみられることもある。症状の種類や程度は患者によって異なる。全身性エリテマトーデスは国が指定する難病で、20歳代から40歳代の女性が発症するケースが特に多いのが特徴。
全身性エリテマトーデスの発症には、免疫の異常が関係していることが分かっているが、免疫が異常を起こすメカニズムはまだ解明されていない。遺伝的な体質に加え、紫外線の刺激やウイルスへの感染、妊娠や出産などが引き金になって発症すると考えられている。
全身性エリテマトーデスは慢性疾患で、長い期間の治療が必要になる。さまざまな薬を組み合わせて治療を続けることで、症状がほとんど出ない状態を維持することを目指す。
番組では、秋田市にある、あきた腎・膠原病・リウマチクリニックの富樫賢院長が、全身性エリテマトーデスの症状や治療法を詳しく解説する。
【4月14日放送】「治療が進化 関節リウマチ」
[出演]あきた腎・膠原病・リウマチクリニック 富樫賢さん

関節リウマチは関節で炎症が起こり、症状が進行すると関節が破壊されて変形したり、機能が失われたりする病気。発症から2年以内にもっとも速く症状が進むといわれているため、早期発見と治療が重要だ。
関節リウマチの主な症状は、関節の腫れや激しい痛みだ。症状が進むと軟骨や骨が破壊されて関節が変形したり動かなくなったりする。首の骨に炎症が起こると、手足のまひや呼吸困難などの症状が出ることもある。関節破壊が一度進むと、治療をしても、もとに戻ることはない。関節リウマチはすべての年代で発症する可能性があり、特に30歳代から50歳代の発症が多いのが特徴だ。
関節リウマチは免疫の異常によって、関節を覆う滑膜という組織が炎症を起こすことで症状が進行する。股関節や膝関節など、下半身の大きな関節が破壊されると歩くことが難しくなるなど、日常生活に大きく影響する。発症した場合は薬を使うほか、症状に応じた手術やリハビリを組み合わせて治療を進める。 番組では、秋田市にある、あきた腎・膠原病・リウマチクリニックの富樫賢院長が、関節リウマチの症状や治療法を詳しく解説する。
【4月7日放送】「さまざまな病気の引き金 肥満症」
[出演]いなば内科胃腸科クリニック 稲葉宏次さん

肥満症はただの肥満と違い、医学的な治療の対象となる病気だ。肥満の度合いを図る指標、BMI(ボディマスインデックス)が25以上で、高血圧や脂質異常症、高尿酸血症、脂肪肝などを引き起こしている状態が肥満症。
体に吸収するエネルギーが消費するエネルギーを上回ると脂肪が蓄積され、体重が増える。食べ過ぎと運動不足が肥満の原因になることはよく知られている。また、年齢を重ねると代謝が落ちてより太りやすくなる。
なお、肥満症は遺伝や体質も関係しているといわれている。エネルギーを吸収する量と消費する量には個人差があるため、食事の量を制限して運動をすれば誰でも同じように体重管理ができるというわけではない。このように肥満症は、すべて自己管理の甘さとはいえない部分があるため、悩んでいる場合は気軽に医療機関に相談するとよい。肥満症の治療は、食事療法と運動療法が中心になるが、生活習慣の見直しで改善されない場合は薬を使った治療を行う。
番組では、いなば内科胃腸科クリニックの稲葉宏次院長が、肥満症の原因や合併症のほか、治療法について詳しく解説する。
【3月31日放送】「早期改善が必要 脂質異常症」
[出演]いなば内科胃腸科クリニック 稲葉宏次さん

脂質異常症は、血液中の脂質の値が基準から外れた状態。自覚症状はなく、症状が進行すると動脈硬化を引き起こすきっかけになる。自覚症状がないため放置されがちだが、脂質の値を早期に改善しないと脳卒中や心疾患の原因になる。
血液中の脂質にはLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の3種類がある。LDLコレステロール値が高い状態、HDLコレステロール値が低い状態、中性脂肪の値が高い状態を脂質異常症と呼ぶ。
脂質異常症の原因の多くは偏った食事や運動不足などの生活習慣だ。予防や治療にあたっては、食生活の見直しや運動をする習慣を身につけることが重要だ。肉を食べる際は脂身の少ない部位を選ぶようにするほか、意識的に食物繊維をとるようにする。また、ウォーキングや水泳、サイクリングなど、1日30分以上の有酸素運動をすることが理想だ。まとまった時間がとれない場合でも、できるだけ階段を使うなど、短い時間の運動の積み重ねも効果がある。
番組では、いなば内科胃腸科クリニックの稲葉宏次院長が、脂質異常症の原因や、食事療法、運動療法について詳しく解説する。
【3月24日放送】「自覚症状なく進行 高血圧症
[出演]いなば内科胃腸科クリニック 稲葉宏次さん

高血圧症とは、血圧が高い状態が慢性的に続く病気で、自覚症状がないことが多いため、いつの間にか発症し、進行するケースが多いのが特徴。
血圧が高い状態が続くと血管に強い圧力がかかるため、血管の壁が徐々に厚くなったり硬くなったりして動脈硬化につながることが多い。動脈硬化は、脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞など、命に関わる病気の引き金になるため注意が必要だ。
高血圧症のほとんどは、さまざまな原因が関係して発症する本態性高血圧症といわれるタイプだ。遺伝や高血圧になりやすい体質に加え、塩分のとり過ぎや過度な飲酒、肥満、運動不足などが引き金になって発症する。
高血圧症の治療では、食事や運動など生活習慣の見直しが中心になる。生活習慣を改善しても血圧が十分に下がらない場合は、血管を広げるはたらきがある薬や血液の量を減らす薬、血圧を上げるホルモンのはたらきを抑える薬などを使用する。
番組では、いなば内科胃腸科クリニックの稲葉宏次院長が、高血圧症の原因や治療法を詳しく解説する。
【3月17日放送】「さまざまな要因で発症 ぜんそく」
[出演]石田小児科医院 石田和子さん

ぜんそくは、鼻や口から肺につながる空気の通り道である気道に炎症が起こる病気。幅広い年代で発症する可能性があり、放置すると治療をしても改善しにくくなる。
ぜんそくの患者の気道では常に炎症が続き、過敏になっているため、わずかな刺激でも収縮して狭くなり、急性増悪、つまりぜんそくの発作を起こす。息苦しくて動くことができない、会話をすることが難しいなどの症状が出た場合は命に関わることもあるため、すぐに医療機関を受診することが必要だ。
ぜんそくには、アレルギーが原因で発症するタイプと、感染症やストレスなど、アレルギー以外の原因で発症するタイプがある。アレルギーが原因となるぜんそくでは、ダニやホコリ、花粉、ペットの毛などが症状を引き起こす原因物質になる。ぜんそくは幅広い年代で発症し、子どものころに発症した場合、年齢を重ねるとともに次第に症状が出なくなることが多いという。
番組では、秋田市にある石田小児科医院の石田和子院長が、ぜんそくの症状や発症のメカニズム、治療法について詳しく解説する。
【3月10日放送】「時に命の危険も 食物アレルギー」
[出演]石田小児科医院 石田和子さん

食物アレルギーは、食べ物に含まれる特定のたんぱく質に対してアレルギー反応が起こる疾患だ。本来は体に害がないものに対して抗体がつくられ、可能な免疫反応が起こることで症状が出る。
食物アレルギーの症状は、じんましんや肌のかゆみ、下痢、せきなど、体の様々な部分でみられる。複数の臓器に症状が出て、命に関わるようなアレルギー症状をアナフィラキシーといい、さらに血圧の低下や意識障害などを伴う場合をアナフィラキシーショックという。
食物アレルギーは、低年齢で発症した場合は年齢とともに自然に治っていく傾向があるが、成人になってから発症した場合は自然に治ることは少ないという。
食物アレルギーの患者は、医療機関での正しい診断にもとづいて、食べると症状が出る食べ物を食事から最小限の範囲で除去し、食べられる範囲は食べるようにすることが基本だ。
番組では、秋田市にある石田小児科医院の石田和子院長が、食物アレルギーの症状や発症のメカニズム、食事療法について詳しく解説する。
【3月3日放送】「誰でも発症の可能性 花粉症」
[出演]石田小児科医院 石田和子さん

花粉症は、日本人の3人に1人が悩まされているといわれる身近な病気だ。花粉症を引き起こす花粉は、日本に50種類ほどあるといわれ、今の時期は主にスギやヒノキの花粉が原因で発症する。
くしゃみや鼻水が止まらない、鼻が詰まるといった症状が特徴。人によっては、目のかゆみや充血などの症状が出ることもある。花粉が飛び始めるとすぐに症状が出る人もいれば、花粉がたくさん飛ぶ時期にならないと症状が出ない人もいるなど、症状が出る時期や症状の強さは患者によって違う。目のかゆみを放置したり、こすったりすると症状が悪化する可能性があるため、目に違和感があれば、早めに医療機関を受診するとよい。
くしゃみや鼻水といった花粉症特有の症状は、体の中に入ってきた花粉を追い出そうとするアレルギー反応だ。花粉症は大人に多い病気だったが、最近は患者の低年齢化が進んでいるという。花粉症の治療には、薬で症状を抑える対症療法と、時間をかけて花粉に体を慣れさせ、病気を根本的に治す治療法がある。
番組では、秋田市にある石田小児科医院の石田和子院長が、花粉症の症状や発症のメカニズム、治療法を詳しく解説する。
【2月25日放送】「様々な要因で発症 難聴」
[出演]木村耳鼻咽喉科 木村洋元さん

難聴は、音や言葉が聞こえにくい状態を指し、様々なことが原因になるため、幅広い世代が発症する。
難聴は、耳のどこに原因があるかによって、伝音難聴、感音難聴、混合性難聴の3つに分けられる。いずれも人とのコミュニケーションがうまく取れなくなったり、認知症を発症したりするリスクが高まるなど、日常生活に大きく影響する。子どもの場合、難聴を放っておくと、言葉の発達やコミュニケーション能力の発達などに遅れが出るため、難聴に気付いたら早めに医療機関を受診することが重要だ。
難聴を発症する原因は様々で、耳そうじのやりすぎで耳の内側が炎症を起こすケースや、中耳炎、メニエール病などが挙げられる。乳幼児の難聴は、遺伝のほか、おたふくかぜや風疹の母子感染などが引き金となる。難聴は、原因や症状の程度によって治療法が大きく異なる。
番組では、秋田市にある木村耳鼻咽喉科の木村洋元院長が、難聴の種類や症状、治療法を詳しく解説する。
【2月18日放送】「良性発作性頭位めまい症」
[出演]木村耳鼻咽喉科 木村洋元さん

良性発作性頭位(りょうせいほっさせいとうい)めまい症は、めまいを引き起こす代表的な病気で、特定の方向に頭を動かした時だけめまいが起こるのが特徴だ。
良性発作性頭位めまい症は、耳の一番奥にある内耳という部分で、耳石がはがれ落ち、三半規管の中に入り込むことで発症する。寝返りをした時や、うがいのために上を向いた時など、特定の方向に頭を大きく動かすと、三半規管の中のリンパ液の流れに異常が生じてめまいが起こる。めまいが起こる頭の位置は患者によって違い、数秒から数分でおさまることがほとんどだ。難聴や耳鳴りといった聴覚の症状は出ない。
疲れやストレスなどにより、心身が弱っている状態に加え、デスクワークなど、長い時間頭を動かさずに同じ姿勢でいたり、入院などにより、寝たきりの状態が続いたりすると耳石がはがれやすく、良性発作性頭位めまい症の引き金となる。
番組では、秋田市にある木村耳鼻咽喉科の木村洋元院長が、良性発作性頭位めまい症の症状や原因、治療法を詳しく解説する。
【2月11日放送】「めまいや耳鳴り メニエール病」
[出演]木村耳鼻咽喉科 木村洋元さん

メニエール病は激しいめまいを繰り返すのが特徴で、耳の一番奥にある内耳という部分の異常が原因となる疾患だ。
めまいが10分程度から長いと数時間続くことに加え、難聴や耳の閉そく感を伴うこともある。めまいは、1週間に1回程度から1年に1回程度と、頻度に個人差があるのが特徴。40歳代から60歳代の女性の発症が多く、責任感が強く、きちょうめんな人が発症しやすいと言われている。
耳の一番奥の内耳で内リンパ液が増えすぎることがメニエール病発症の引き金となる。内リンパ液が増え、内耳にある三半規管のはたらきが阻害されるとめまいを感じ、蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる音を感じとる器官のはたらきに障害が出ると難聴の症状が出る。内リンパ液は、ストレスや心身の疲れ、気圧の変化などによって増えることがある。
メニエール病は、病状が進行すると治療が難しくなったり、完全に治ることがなくなったりするため、早期発見と治療の開始が重要になる。
番組では、秋田市にある木村耳鼻咽喉科の木村洋元院長が、メニエール病の症状や原因、治療法を詳しく解説する。
【2月4日放送】「正しい知識を 乾癬(かんせん)」
[出演]せんのは皮ふ科・アレルギークリニック 千葉貴人さん

乾癬(かんせん)は、免疫の異常により皮膚の一部に発疹が起こる疾患。かさぶたのような皮膚片がはがれ落ちることがあるため、身体的な症状だけでなく、ほかの人の視線が気になり、夏に薄着ができないなど、心理的な負担も大きい病気だ。
乾癬(かんせん)には様々な種類があり、もっとも多いのは「尋常性乾癬(かんせん)」と呼ばれるものだ。皮膚に赤い発疹ができ、発疹の表面にうろこのようなかさぶたができて、はがれ落ちるのが症状の特徴。かゆみが出ることもある。肘や膝などの関節の周辺、腰や尻、頭など、圧迫や摩擦などの刺激を日常的に受けやすい部分に症状が出やすい。
乾癬(かんせん)は免疫機能の異常がきっかけとなって発症すると考えられていて、人から人にうつることはない。異常なスピードで皮膚の細胞が増殖して、うろこのような皮膚が積み重なり、ぽろぽろとはがれ落ちる。症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すため、その時の症状に応じて塗り薬や飲み薬を使い、治療を進める。
番組では、秋田市にある「せんのは皮ふ科・アレルギークリニック」の千葉貴人院長が、乾癬(かんせん)の症状や原因、治療法を詳しく解説する。
【1月28日放送】「冬の肌のかゆみ 皮脂欠乏症」
[出演]せんのは皮ふ科・アレルギークリニック 千葉貴人さん

皮脂欠乏症は、皮膚が乾燥してかゆみが出る皮膚疾患だ。空気が乾燥する冬に発症しやすいのが特徴。
皮膚の表面を覆っている皮脂は、皮膚内の水分の蒸発を防ぎ、肌のうるおいを保っているが、皮脂が少なくなると皮膚内の水分が蒸発して乾燥する。皮膚が乾燥すると、かゆみを感じる知覚神経が過敏になって毛布や衣類との摩擦など、わずかな刺激でもかゆみを感じるようになる。
症状は、腹のまわりや肩、もも、腕など広い範囲に出る。入浴後や布団に入った後など、体があたたまるとかゆみが増すことが多く、かいてしまうことで皮膚が傷つき、症状が悪化する。
冬に室内の湿度を一定に保ち、皮膚の乾燥を防ぐためには、加湿器の使用などが有効だ。また、皮膚欠乏症の治療では、保湿剤を使って乾燥した皮膚を正常な状態に戻すようにする。
番組では、秋田市にある「せんのは皮ふ科・アレルギークリニック」の千葉貴人院長が、皮脂欠乏症の症状や原因、治療法を詳しく解説する。
【1月21日放送】「日常生活にも要因 巻き爪」
[出演]せんのは皮ふ科・アレルギークリニック 千葉貴人さん

巻き爪は、爪の端が内側に巻き込むように変形する疾患。力がかかりやすい足の親指に起こることが多い。
巻き爪は、皮膚に食い込んで激しい痛みを引き起こすこともあるが、初期の段階では痛みがないことも多く、放置して症状が進行し、医療機関に駆け込む人が多いという。巻き爪は、運動などの激しい動きをした際に、爪が皮膚に刺さって傷ができ、傷ができた皮膚が炎症を起こすこともある。
爪を深く切り過ぎることや、サイズが合わない靴を履くことで爪や指に過剰な力が加わり、巻き爪の原因となる。また、入院で寝たきりの状態が続くなど、足の指に力が加わらない状態が長く続くことも、巻き爪の引き金になる。
巻き爪は、爪の曲がりを少しずつ矯正する治療法が主流だ。金属製のクリップなどを爪の先に装着して力を加える方法などがあり、いずれの治療法も完治するまでに数か月かかるという。
番組では、秋田市にある「せんのは皮ふ科・アレルギークリニック」の千葉貴人院長が、巻き爪の症状や原因、治療法を詳しく解説するほか、日常生活でできる予防法を紹介する。
【1月14日放送】「アルコール依存症からの回復」
[出演]秋田大学大学院医学系研究科 米山奈奈子さん

アルコール依存症は、飲酒量を自分でコントロールできなくなる脳の病気だ。長い期間にわたる大量の飲酒のほか、心の傷もアルコール依存症の引き金になる。
アルコール依存症の特徴は、患者本人が依存症であることを認めたがらないことだ。このため、福祉関係機関への相談や治療が遅れるケースが多いという。アルコール依存症に対する誤解や偏見のほか、回復のイメージをつかめないことなどが、依存症を認めようとしない原因だという。
アルコール依存症の治療では、専門家が面接などを通して、患者本人を断酒の決意と実行に誘導する手法などがとられる。回復のサポートとして、アルコールに対して体の拒否反応が現れる抗酒薬や減酒薬などが使用されることもある。患者本人のほか、家族も断酒会などの自助グループに参加し、同じような状況の人と語り合うことが、社会で孤立しないために必要だ。
番組では、秋田大学大学院医学系研究科の米山奈奈子教授が、アルコール依存症の治療や、患者本人、家族を支える国や県の体制などについて詳しく解説する。
【1月7日放送】「身近な問題 アルコール依存症」
[出演]秋田大学大学院医学系研究科 米山奈奈子さん

アルコールはたくさんの人に親しまれているが、依存性が高く、長い間、大量に飲酒を続けると、誰でもアルコール依存症になる可能性がある。
アルコール依存症は、飲酒量を自分でコントロールできなくなったり、アルコールに対する慣れが出て、飲酒量が増えたりといった症状が特徴。アルコールが抜けると、手の震えや幻覚などが現れる離脱症状がみられる場合もある。
アルコール依存症は、脳の神経回路が関係する病気で、アルコールの分解が速い体質や未成年からの飲酒などが原因としてあげられる。また、事件や事故、災害による心的外傷後ストレス障害や、幼少期に家族や知人に暴力や虐待を受けるといった体験がアルコール依存症の引き金になることもあるという。アルコール依存症の患者は体や心の健康を損なうだけでなく、仕事を続けられなくなったり、過度な飲酒が家庭内の別居や離婚を招いたりして、社会で孤立しがちなのが特徴。
番組では、秋田大学大学院医学系研究科の米山奈奈子教授が、アルコール依存症の症状や原因などについて詳しく解説する。
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