2014年04月28日
強く優しく…
「ごくじょうラジオ」に出演していただいた
秋田市出身のフォトジャーナリスト 高橋智史さんの写真展に行ってきました。
高橋さんは、カンボジア・プノンペンを拠点に、取材・撮影活動をしています。
「見に来た方と直接お話がしたい」ということで、開催中は、毎日会場にいたそうです。
おかげで、写真についてお話を聞きながら見ることができました。
「ごくじょうラジオ」の中で、
主にカンボジアで販売されている秋田名物・ババヘラのお話を中心に聞いていました。
ゴミ集積場で働くお母さんたちに現金収入を…と始めたプノンペンでのババヘラ販売。
「ゴミ集積場」の話を私なりにぼんやり想像していましたが、
今回展示されている写真の中に、その集積場で撮影された白黒の写真がありました。
ゴミの山の上で、子どもたちが有価物になりそうなものを探していました。
目の前にあるのは写真のはずなのに、
臭いまで漂ってきました。
高橋さんが撮影する写真は、生きているように感じます。
高橋さんの目を通して、
写真を通して、
語りかけてきます。
さきがけホールで開催された今回の写真展。
心地よいBGMが流れる中で、ゆったりした気持ちで作品と向き合うことができました。
「カンボジアにいる時は昼も夜も騒がしいので、静かな所にいるとソワソワするんです」
そう話す高橋さんの眼差しは、
強く優しく、
前を向いていました。