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番組審議会リポート|
PROGRAM COUNCIL REPORT

第611回秋田放送番組審議会リポート

第611回秋田放送番組審議会が、7月28日(火)午後2時00分から秋田放送本社会議室で開かれました。合評は、ラジオ番組「マケニの、ゆめ。~医学生の診療所建設、1300日の回顧録~」«2020年4月26日(日) 14:00-14:55放送》でした。取材開始当時秋田大学医学部の3年生だった宮地貴士さんが、アフリカ ザンビア共和国のマケニという村に診療所を建てるという夢をもち、学業に励みながら、現地の人たちとの交流、仲間や家族との協力、資金調達の困難を乗り越える様などを、3年余りにわたって追いかけたドキュメンタリー番組です。

委員からは、
「ニュースなどで宮地さんの事は知っていたが、ラジオは肉声や人となりに触れるいい機会だった」
「色や匂いが鮮やかに描かれていた」
「構成がわかりやすく整理されていた」
「サンビアのお宅の料理のシーンの音が良かった」
「ナレーションの情景描写が想像力をかきたてた。関向アナウンサーの声は落ち着いていて聞き取りやすい」
「“よくある話”ではあるが、登場人物が秋田大学の学生となると身近に感じる」
「宮地さんに会ってみたいと思わされた」
「宮地さんの思いや葛藤が良く描かれていた。ただ会話をしている上ではわからないような内面が描かれていた」
「番組後半の、さまざまな困難に立ち向かう様が聞きごたえがあった。その後が気になった」
「母親や支援者からなど、多様な視点が良かった」
「五城目朝市や国際教養大学など、秋田の紹介のオンパレードだった」
「映像がなくラジオである事から、音に集中し想像力を働かせることで、逆に時間や空間を越えることができた。ディレクターが現地取材を行えなかったとのことだが、それがプラスに働いて客観性を保てたのではないかと思う」
「テレビ電話やインターネットなどを介したインタビューは、これからの取材にも活用できそうだ」

一方で、
「内容が盛りだくさんで、一般のリスナーが一度聞いただけですべてを理解できるかは疑問が残る」
「映像でも見たかった。ラジオ放送だけだと聞く人が限られる。ほかの事をし“ながら”で聞くような内容ではない」
「宮地さんを少し調べたが、この番組のホームページがないようだ。テレビ・ラジオ・Webと総合的なプロモーションをしてもいいと思う。目につく人が増え、活動をサポートする人も新しく出てくる」
「Webで映像などを補完するという試みも可能なのではないか」
という指摘もありました。

また、
「大学の在り方を示唆する番組でもあった」
「秋田大学が人物重視の教育をしているという事を初めて知った。素晴らしい大学だ」
「宮地さんは秋田出身ではないとの事だが、そういった人が秋田と縁ができたのは、大学という機関があったからこそ。人の行き来があるからこそ生まれるものがあると改めて気づかされた」
「コロナ禍で、夢を描くも思うように動くことができない人がたくさん出てきていると思う。そういう人をどうサポートしていけるか、考えなければならない」
「環境を整備することが、必ずしも人間の幸せにつながるわけではないという事は覚えておかなければならない。医療は絶対に必要な分野かもしれないが」
「なぜアフリカなのか、なぜカンボジアなのか。よく考えて、先進国からの上から目線の援助にならないように気をつける必要がある。きっかけにはなりえるが、結局は現地の人たちの自主性を引き出すことが大事だ」
という意見もありました。

第610回秋田放送番組審議会リポート

第610回秋田放送番組審議会が、6月29日(月)午後2時00分から秋田放送本社会議室で開かれました。合評は、テレビ番組「紫白の猛き徴~秋工ラグビー部日本一の伝統と挑戦~」«令和2年4月18日(土)14:30~》でした。全国最多優勝15回、かつて全国にその名を轟かせた古豪・秋田工業ラグビー部。戦後20年続いた常勝時代、昭和末期に再び王座に返り咲くまでの闘い、打倒秋工のうねりが県内でも高まる平成の時代など、関係者の証言を軸に構成したドキュメンタリー番組です。

委員からは、
「歴史、時代を感じさせるタイトルだ。難しい言葉だと思ったが、部歌の一部と知って納得した」
「落ち着いたトーンの番組だった」
「田村アナウンサーのナレーションは、安定感が抜群だった」
「過去の映像も織り込まれ、95年の歴史を概観できる番組だ。秋田放送の豊富なアーカイブあってこその番組だった」
「イントロダクションが丁寧で、その後の流れを飲み込みやすかった」
「表の輝かしい面だけでなく、裏の支える人の苦労などがしっかりと描かれた」
「“準優勝じゃダメなんです”という言葉が心に残った」
「単なる伝統という言葉では表せない、先輩と後輩の固い絆が見えた」
「ライバル校の内藤さんに秋田工業について語らせたことで、客観的な裏付けやリアリティが出た。いいコメントが出ていた」
「“日本の秋工”というのはいいフレーズだった。公立高校ながら、ずっと全国大会に出続けている。ラグビーの歴史と共に秋工があるといっても過言ではない」
という感想がありました。

一方で、
「イントロダクションは関係者の方が次々登場し、秋田工業をよく知らない人がそこだけ見るとモヤモヤが残る。何回も見ると研ぎ澄まされた人選とシーンだというのもわかるが」
「“生タックル”という言葉がピンとこなかった」
「30分の番組尺は、95年の実績を伝えるには短すぎたと思う」
「部員たち、指導者たちがコミュニケーションをとる場面や練習風景、試合の場面をもう少し見たかった」
「視点が“伝統”“栄光”に偏りすぎていたように思う。登場人物が年配のOBばかりで、現役の学生がほぼ出てこなかった。これから復活に向かうような明るい兆しが見えず、OBのための企画番組のようだった」
「指導者の方々を軸に進んだが、もう少し多角的にとらえることもできたのでは」
という指摘もありました。

それに対して、
「指導者たちが軸だったからこその新鮮さ、見やすさもあった。高校の部活でいい成績を“続ける”事において、とても重要な役割を果たすのが指導者だ。一番苦労するのもまた指導者である」
という意見、
また、
「藤沢ラグビースクールと秋田氏のエコーラグビースクールに交流があるという事も少し添えてほしかった」
という感想もありました。