ABSラジオ「海と日本PROJECT~CHANGE FOP THE BLUE、繋ぎ育む秋田の海ごみゼロへ!!の輪」
10月20日(月)男鹿市観光文化スポーツ部文化スポーツ課 男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会の高尾実可子さんにご出演いただき「ジオパーク」についてお話を伺いました。
ジオパークとは、大地を表す(ジオ)と公園(パーク)を組み合わせた言葉でこの「大地」には、地形・地層はもちろんですが、大地の上に成り立っている自然、温泉や農林水産物といった恵み、そこで暮らす人々が育んで歴史や文化も含まれています。
日本には47地域の日本ジオパークがあり、秋田県には、男鹿半島・大潟ジオパーク、八峰白神ジオパーク、ゆざわジオパーク、鳥海山・飛島ジオパーク、4つの地域があります。
地球活動の痕跡がよく観察できる場所を「ジオサイト」とし、自然の観察に適する場所「自然サイト」、伝統文化やその歴史を感じられる場所を「文化サイト」と分類しています。文化サイトでは「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されている、「男鹿のナマハゲ」など、みどころや由来を明確に区分し、広く紹介しています。
「ジオサイト」の一つ「鵜ノ崎海岸」は『日本の渚百選』に選ばれている美しい海岸で、沖合までおよそ200メートルの浅瀬があり、潮が大きく引いたときには曲がりくねった地層からなる海底が姿を現し「鬼の洗濯板」とも呼ばれています。干潮時には化石探しや、不思議な岩石「小豆岩」を見ることができます。凪の日にはウユニ塩湖のような水鏡の絶景をみることができます。
この美しく貴重な鵜ノ崎海岸ですが、最近はSNSを中心に知名度があがり、訪れる方が多くなっています。自然に触れて、男鹿を知っていただくことは嬉しいのですが、海岸にごみが放置されることが多くなっています。
鵜ノ崎海岸を中心にした海浜清掃を「男鹿海洋高校」が令和元年から行っていて、今年は10月22日に行われます。
「男鹿半島・大潟ジオパーク推進協議会」のメンバーも参加させていただく予定です。
観光される方たちに男鹿半島・大潟ジオパークの案内をする際にはマイクロプラスチック問題も説明していきたいと思っています。