女性へのストーカー行為や消防に嘘の通報をした罪に問われている元警察幹部の男 初公判で起訴内容を認める 秋田地裁
女性へのストーカー行為や消防に嘘の通報をした罪に問われている元警察幹部の男の初公判が開かれました。
男は「間違いございません」と 述べ、起訴内容を認めました。
起訴されているのは、秋田市の会社員で県警察本部で警視を務めていた伊藤幸広被告60歳です。
起訴状などによりますと、伊藤被告は教養課長だった去年5月から9月にかけて、女性警察官に執拗にメールを送って面会や交際を要求したほか、女性が住むマンションに押しかけるなどした、ストーカー規制法違反の罪に問われています。
また、去年8月には泥酔した状態で「マンションから煙が出ている」などと消防に虚偽の通報をした、偽計業務妨害の罪でも起訴されています。
初公判で伊藤被告は「間違いございません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は、伊藤被告が被害者が住むマンションのオートロック式の出入り口をほかの住民が通る際、後ろから追いかけて通り抜け、被害者の部屋の玄関ドアを撮影したと指摘しました。
また、ストーカー行為を続ける中で被害者がベランダで男性と過ごす様子を目撃し、煙が出ていると嘘の通報をすれば消防署員がマンションに入り2人を引き離すことができると考えたと述べました。
次の裁判は来月24日で、被告人質問が行われる予定です。