「秋田から、あるべき農業政策を」石破首相 大仙市でコメ増産の重要性を訴える 県の主力品種「あきたこまち」を…

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秋田 2025.07.14 18:21

石破総理大臣が参議院選挙の候補者の応援のため大仙市で演説しました。

コメを中心とした農業や公約の柱として掲げる賃金上昇などの政策を訴えました。

石破首相
「この秋田から、あるべき農業政策を確立をしていく。これから先、基盤整備も急いで進めてまいります。 田んぼがあちらこちらバラバラあると、機械を使う効率が決して上がりませんので、私どもとしてコンクリートから人へなぞということは申しません。 基盤整備を急速に進めて、機械の使用効率を格段に上げてまいります」

石破総理は、参院選の候補者の応援のため、大仙市で講演し、中山間地域の農業を国民全体で支える必要性や、コメの生産調整、いわゆる減反政策の問題点を指摘し、食料自給率の向上・増産の重要性を強調しました。

一方で、県産米の主力品種、あきたこまちの名前を言い間違える場面もありました。

石破首相
「そして、秋田美人(あきたこまち)がそうです。サキホコレがそうなのですが、やっぱりこのコメっておいしいよね。いいコメを作っていただく。そして日本(米)の単収はカリフォルニア米よりも低くなりました。 単収も上げる、そしていいコメを作る。そういう努力をしていた方々に、国がきちんとした支援をしていくということでございます」

秋田の重要課題の人口減少や、公約の柱に掲げる賃金の上昇については…。

石破首相
「なんで秋田の人口減少率が日本で一番なのか。 それは婚姻率が日本で47位だからです。なんでこんなことが起こるんだ。農業者の方々に、あるいは建設業の方々に製造業の方々にサービス業の方々に、もっと所得を得ていただかなければならない。それが本質です。物価上昇を上回る賃金上昇、必ずできます。 なぜならば、企業はこの10年間売り上げを7%増やした、配当も利益も140%増やした。 残念ながら賃金は2%しか上がらなかった。ここに伸びる余地はあるのです」

石破総理は「国家がどうなるのか、日本がどうなるのか、秋田からどんな新しい日本を作るのか、それが問われている選挙だ」と述べて、支持を訴えました。