【戦後80年】高校生が身近なまちに残る戦争の痕跡をたどる 伝え継ぐ大切さを学ぶ特別授業 秋田市 #戦争の記憶
今年は、昭和20年、1945年の終戦から80年という節目の年です。
今月15日の終戦の日を前に、秋田市の高校生が、今も残る戦争の痕跡をたどり、伝え継ぐ大切さを学びました。
令和高校で「日本史」を選択する3年生9人が、4日、秋田市飯島穀丁にある雲祥院を訪ねました。
山手潤 教諭
「爆弾落とされた。その破片がぶつかって、ここにぶつかって外れてしまった。爆風でここも、これも。右端なんかはもう、頭すらもう見つからないから、くっつけることもできないのでこのまま」
空襲の爆撃で首がなくなった地蔵が、今もそのまま残されています。
市民団体の協力を得ながら、身近なまちで起きた戦争の爪痕をたどる夏休みの特別授業。
終戦前夜にこの周辺で起きた土崎空襲について学びました。
製油所を標的に1万2,000発あまりの爆弾が一帯に落とされ、250人以上が犠牲になったといわれています。
戦争の悲惨さを伝える痕跡は、もう数えるほどしか残されていません。
生徒
「実際に石を触ってみて、どれほど鋭い破片が飛んできて、被害の重大さっていうか触れてみて、とても強く感じました」
生徒
「自分達で止まらないで、もっと下の世代とかに教えることが必要だなって思いました」
実際に破裂した爆弾の破片にも触れ、そのすさまじさを実感した生徒たち。
戦争経験者が少なくなっている今、若い世代が戦争の記憶を改めて学び、そして伝え継ぐことがより重要となっています。
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秋田放送では「いまを、戦前にさせない」をテーマに、今後も様々な特集をお伝えしていきます。
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