湯沢市に本店を置く「JAこまち」と羽後町の「JAうご」が「合併推進協議会」を立ち上げ 来年春の合併に向けて本格的な話し合いへ 秋田県
湯沢市に本店を置く「JAこまち」と羽後町の「JAうご」が、来年春の合併に向けて本格的な話し合いを進める「合併推進協議会」を7日、立ち上げました。
湯沢雄勝地区のJAが一本化に向けて動き出します。
JA秋田中央会 小松忠彦 会長
「湯沢雄勝地区の2JA合併は強いJAづくりを体現する意義深いものであり」「変革期にあるいまだからこそお互いを尊重しあいながら勇気を持って新しいことに挑戦していく姿勢こそがいま必要となっております。」
湯沢市に本店を置く「JAこまち」と羽後町の「JAうご」は、去年7月に合併について検討する研究会を立ち上げ、3月までに「合併基本構想」の素案をまとめています。
「合併推進協議会」の初会合では会長の選任や事業計画について話し合いすべて承認されました。
今後は、営農販売や信用共済など4つの専門部会と、両JAの全役員で構成する全員協議会で合併へ向けたスケジュールなどの基本事項を盛り込んだ事業計画書の策定を進めます。
JAこまち 遠田武 組合長
「我々JAが今後も地域に根差し信頼される存在であり続けるためには、合併という組織の再構築と統一的かつ持続可能な運営体制の確立が不可欠であると考えております。」
JAうご 佐々木常芳 組合長
「将来に渡ってこの地域が一体となって農業振興策ができれば、持続可能な農業が実現できるというふうに私は思ってございます。」
厳しさが増す経営環境を背景に各JAが組織の在り方を模索する中、湯沢雄勝地区のJAは一本化に向けて動き出しました。
11月に予定されている総代会と総会で合併が承認されれば、来年4月1日に新しいJAが誕生し、県内のJAの数は12となります。