秋田県内の景気は「緩やかに回復している」判断を据え置き 外国人旅行客の増加やコメの価格高騰などの影響も 日銀秋田支店
日銀秋田支店は、最新の秋田県内の景気動向について、目立った回復の動きも減退の動きもなかったことから、「緩やかに回復している」との判断を据え置きました。
日銀は、様々な事業者への聞き取りをもとにして、景気の動向を判断しますが、外国人旅行客の増加やコメの価格などに影響を受ける事業者が目立ったと説明しています。
日銀秋田支店は、個人消費や生産、公共投資など、6つの分野の動向をもとに、県内全体の景気の状況を判断しています。
最新の分析の結果、6つの分野いずれでも、目立った回復の動きや減退の動きがないことから、すべての分野で、景気の判断を前の月から据え置き、県内全体の状況についても、「緩やかに回復している」との判断を維持しています。
日銀は、県内の様々な事業者への聞き取りをもとに、調査結果をまとめています。
聞き取りの中では、外国人旅行者の増加で恩恵を受けたと説明した事業者が目立ったほか、コメを原料とする食品を製造する事業者の間では、値上げを検討しているところも出てきていると説明していて、景気動向への影響を継続的に分析していく考えです。