8月の企業倒産件数3件　負債総額は前年同月比で約2億円上回る

先月1000万円以上の負債を抱えた県内企業の倒産件数は3件で、負債総額は前の年の同じ月を2億円近く上回る4億4400万円でした。

民間の信用調査会社東京商工リサーチ秋田支店によりますと 先月、1000万円以上の負債を抱えた県内企業の倒産件数は前の年の同じ月と同数の3件でした。負債総額は4億4400万円で2億円近く上回っています。

東京商工リサーチは「6月までの上半期の38件と比べ、倒産件数はいったんの落ち着きを見せているもののすでに事業を停止し破産準備にはいっている企業も多い。物価高や人手不足など経営環境の厳しさに変化はなく今後、中小零細企業を中心に倒産件数が増加に転じる可能性が高い」と分析しています。また「大手商社の三菱商事が秋田県沖を含む洋上風力発電事業から撤退したことは、経済効果が当面見込めなくなるなど県内企業に大きな衝撃を与えた」としています。