秋田大学医学部附属病院でUSBメモリ紛失 患者と病院職員 延べ1422人の個人情報が含まれる 流出や不正利用は確認されず
秋田大学医学部附属病院は、患者と病院の職員、延べ1422人の個人情報が含まれているUSBメモリを紛失したと発表しました。
30日現在、個人情報の流出や不正利用は確認されていないということです。
秋田大学によりますと、紛失したのは、医学部附属病院で使用していたUSBメモリ1つです。
今年2月25日に看護師が使用してから、いつもと同じ場所に保管していましたが、3月10日になって無くなっていることに気がつき、その後も見つかっていないということです。
このUSBメモリには、22年前の2003年以降、使用済みの注射針などを誤って刺したり、患者の血液が目などの粘膜に付着したりした病院職員延べ941人の氏名やカルテ番号。
それに、関係した患者481人の氏名やウイルス検査の結果などが保存されていました。
データファイルにはパスワードが設定されていて、30日現在、個人情報の流出や不正利用は確認されていないということです。
秋田大学は、対象の患者や病院職員に文書で謝罪しています。
また、全職員を対象に、個人情報保護に関する研修を定期的に開催するなど、対策を一層強化することにしています。