クマを指定管理鳥獣に追加 捕獲や生息調査 国の交付金対象に

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秋田 2024.04.16 19:06

去年、クマによる人への被害が相次いだことを受け16日、伊藤環境大臣はクマを指定管理鳥獣に追加したと発表しました。指定によって都道府県による捕獲や生息状況の調査が国の交付金の対象となります。

去年、過去最多となる人への被害をもたらしたクマについて北海道と東北6県、新潟県の知事は去年11月、連名でクマを指定管理鳥獣に追加するよう要望していました。

16日、伊藤環境大臣は閣議後の記者会見で、鳥獣保護法を改正しクマを指定管理鳥獣に追加したと発表しました。指定によって絶滅の危険性が高い四国のツキノワグマを除き都道府県による捕獲や生息状況の調査が国の交付金の対象となります。伊藤環境大臣は交付金の支給時期について「今年秋の出没に間に合うように準備を進めたい」と説明しています。