【参院選】寺田静氏 2度目の当選果たす 次点に5万票近くの差 秋田
20日投票が行われた参議院選挙で、無所属の現職 寺田静氏が、次点の中泉松司氏に5万票近くの差をつけ2度目の当選を果たしました。
寺田氏は50歳。
約22万票を獲得し、次点の中泉氏に5万票近くの差をつけました。
寺田静氏
「全県を17日間改めてまわる中で、やはり介護のこと、また子育てまわりのこと。さまざまな皆さんから生活が苦しいというお声、農家の皆さんの静かな怒り。さまざまな思いを受け取ってきました。こうした思いを受け止めて私自身も、もう一度、一生懸命この6年、しっかりと取り組みたいと思っています。胸がいっぱいで今はこれしか。言葉が出てきません。本当にありがとうございました」
選挙戦で寺田氏は、立憲民主党・共産党・社民党の県組織から後押しを受けながら政党色は前面に出さず、介護や育児の支援制度の充実、消費税率の引き下げなどを訴えてきました。
野党統一候補として初当選した6年前に続き2回目の当選です。
敗れた中泉氏は、全国的な自民党への逆風を受けながらの選挙戦でした。
中泉松司氏
「今回の選挙が、この6年間必死にあがいてきた中で、自分にとっては最後のチャンスだという覚悟で頑張ってきました。そういうことを考えた時に本当に皆さんの期待に応えられなかったことに改めて、ただただ自分の力不足無力さを感じる次第です」
今回の参院選の投票率は、過去最低だった前回3年前を3ポイント余り上回って58.57%でした。