【参院選 2025】そもそも参議院って?衆議院と何が違うの?参議院議員の定数や役割などを分かりやすくおさらい

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秋田 2025.06.26 18:10

1週間後に公示が迫った参議院選挙について、改めて参議院議員の定数や役割などをおさらいします。

日本の法律や予算の使い方を最終決定する国会。

衆議院と参議院に分かれていて、それぞれ定数が決まっています。

任期は、衆議院が4年、参議院は6年です。

世論をより反映すると言われる衆議院には解散があって、任期満了に伴う選挙は、過去に1度しかありません。

一方で、参議院に解散はなく、3年ごとに、半数ずつを改選していきます。

今回は、補欠選挙と合わせて、125人の議員が選出されます。

参議院には、衆議院や行政府の内閣をチェックする役割があり、その時々の世論に流されず、長期的な視野で、法案や、予算などを議論できるメリットがあります。

ただ、実際は、衆議院と同じような審議を繰り返しているのに加え、衆議院を通過した法案を「ちょっと待ったー」とストップさせたという例は多くありません。

2005年、郵政民営化法案が参議院で否決されましたが、当時の小泉総理大臣は衆議院を解散して、民意を問い、圧勝して、その後、衆議院と参議院両方で法案が可決されました。

独自性を発揮しているとは言えない状態が続いていますが、参議院には、日本の未来のため、腰を据えた議論を行う「良識の府」としての役割が求められています。