「大きくなって帰って来てね」十和田湖で小坂小の児童がヒメマスの稚魚を放流 6年ぶりに青森の児童と合同で 秋田
秋田と青森の県境に位置する十和田湖で、児童が特産のヒメマスの稚魚を放流しました。
子どもたちの成長の願いが込められたヒメマスは、3年ほどで、放流された場所付近に産卵のため帰って来るということです。
ヒメマスの稚魚を放流したのは、小坂小学校の3年生と、青森県にある十和田湖小学校の全校児童、合わせて約30人です。
十和田湖では、毎年この時期に、ヒメマスの稚魚の放流が行われていて、地元の子どもたちも参加しています。
新型コロナの影響から、2つの小学校の児童が一緒に参加するのは、6年ぶりです。
16日は、児童たちが、体長7センチほどのヒメマスの稚魚、約2,000匹を十和田湖へ放流しました。
小坂小の児童
「楽しかったです」
「またいつか大きくなって帰って来てねと思って放流しました」
「元気にすくすくと育ってほしい」
十和田湖増殖漁業協同組合 小林義美 組合長
「子どもたちも喜んで放流に参加していただいているので、良かったなと思っています。これからもずっと続けていく、そういうことでいろんな工夫もしながらやっていきたいと思っています」
十和田湖には、今年、約50万匹のヒメマスの稚魚が放流される予定です。
40センチほどまで成長し、約3年後に、放流された場所付近へ産卵のため帰って来るということです。