オスプレイ緊急着陸の原因 鈴木知事が東北防衛局に情報提供求める考え示す 秋田県

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秋田 2025.07.22 18:13

鈴木知事は、先週金曜日にアメリカ空軍の輸送機オスプレイが大館能代空港に緊急着陸したことを受けて、東北防衛局に原因についての情報提供を求める考えを示しました。

また、知事は市街地のクマへの発砲に関する法律改正を踏まえ、県の対応指針を今月末までに改定すると述べました。

18日金曜日、アメリカ空軍の輸送機オスプレイが大館能代空港に緊急着陸しました。東北防衛局は、パイロットが通常とは異なる兆候を察知し、安全確認のために着陸したと説明しています。

これを受けて鈴木知事は、22日の県議会・県政協議会で次のように述べました。

鈴木知事
「今回の着陸は安全確保のために行われたものではありますが、少なからず県民に不安を与えるものであったことから、東北防衛局を通じて今回の事態の原因について詳細な情報提供を求めてまいります」

また鈴木知事は、市街地にクマなどが現れた場合、市町村の責任で猟銃を発砲する緊急銃猟が可能になる「改正鳥獣保護管理法」が9月に施行されることを受けて、今月末までに、県の「ツキノワグマ対応指針」を改定すると述べました。

国が全国5か所で開催する予定の現地研修会について、9月に県内で開かれることが決まったことも明らかにしています。

また、参議院選挙で自民・公明両党が少数与党になったことについて、鈴木知事は。

鈴木知事
「うーん…まぁ、私も(自民党の)一員ではありましたからね。やはり国民の気持ちというものから離れてしまうと、こういう結果になるのかなというふうに思っておりましたし、今後多党が並び立つ政治情勢になっていくと思いますので、県政を預かる者としては、政策の立案であり遂行というものが滞らないことをお祈りしたいなと思っています」

鈴木知事は、秋田県選挙区で当選した寺田静氏については、「今後も県政に対してぜひ協力をお願いしたい」と述べました。