小学生が「曲げわっぱ」の器づくりに挑戦! つくるのは給食用の自分だけの器 地元の伝統工芸品への理解も深める 秋田・大館市
大館市の児童が、地元の伝統工芸品、「曲げわっぱ」の器づくりに挑戦しました。
職人の手で仕上げられた後、子どもたちは“自分だけの器”で給食のご飯を食べることにしています。
「曲げわっぱ」の器づくりに挑戦したのは大館市の城南小学校の4年生46人です。
興味津々の子どもたち、まずは、この道20年の職人から「曲げわっぱ」の基本を教わります。
大館市の小学校では、地元の伝統工芸品への理解を深めてもらおうと、2013年からこの器づくりが続けられています。
18日は、「曲げわっぱ」の底の板を取り付ける作業などを体験しました。
接着剤をつけた秋田杉の板をすきまができないように、丁寧に押し込んでいくのがポイントです。
慣れない作業に苦戦する場面も見られましたが、児童たちは保護者のサポートも受けながら、1時間ほどで器を組み立てました。
心を込めて作った、“自分だけの「曲げわっぱ」”は、このあと、職人の手で塗装が施され、仕上げられます。
児童
「夢中で作っちゃってどこをどうやったかもう忘れるぐらい楽しかったです」
「楽しくて、もう1回やりたかったです」
「のりがはみ出たのをふくときにちょっと残ったところがあって、そこが難しかったです」
「給食で、自分が当番の時とかあったらちょっときれいに盛りつけとかしたいです」
児童たちは、来月以降、自分で作った「曲げわっぱ」の器を使って、給食のご飯を食べることにしています。