19日からの記録的な大雨 仙北市中心に広い範囲で浸水被害が… 秋田新幹線運休など交通機関へも影響
19日からの記録的な大雨で、県内は仙北市を中心に広い範囲で浸水被害が確認されています。
新幹線が運休するなど交通機関への影響も続いています。
大気の非常に不安定な状態が続いた県内。
土屋弘樹記者
「大粒の雨が地面にたたきつけるように降ってきています。先ほどから雷の音も激しく鳴り響いています」
大館市では21日未明までの24時間降水量が201.0ミリで観測史上最大となりました。
19日朝の降り始めから21日午前10時までの総雨量は、仙北市桧木内が319.0ミリ、北秋田市比立内が218.5ミリなどとなっています。
北嶋大聖記者
「道路は厚く泥に覆われています。流れてきた木は人の背丈をゆうに超えています。川の水はこの辺り一帯にあふれ出ました」
午前9時半前に、全ての避難情報が解除された仙北市西木町では、桧木内川の氾濫などで水が押し寄せた爪痕が広い範囲に残っていました。
仙北市ではこれまでに住宅5棟への浸水被害が確認されています。
伊藤順さん
「漏電の心配あったので、ブレーカー落としたんですよ。そのあとなかなか、コンセント浸水しているから。入れられないじゃないですか。だからそこ確認とれれば。電気とお風呂とトイレかな使えない。お風呂はだって埋まるくらい水量が多かったので」
被害にあった住民が生活の再建に向けた作業に追われています。
秋田新幹線は、始発から正午ごろにJR秋田駅を出発する列車まで運休、または区間運休し、在来線にも運転見合わせが相次いでいます。
出張中の男性
「仕事出張で来てて、きょう盛岡に移動して仙台に行こうと思っていたんですけど、今来たら運休してるみたいだったのでどうなってるのかなと」
ここ数年、毎年記録的な大雨に見舞われている県内。
被害の全容は明らかになっていません。