スタジアム整備の事業費 ブラウブリッツ秋田の一定額の負担は県・市・クラブの共通認識 沼谷市長が考え示す 秋田市

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秋田 2025.06.27 18:15

秋田市の沼谷市長は、スタジアム整備の事業費について、ブラウブリッツ秋田も一定の負担をすることは、整備に関わる県と市、クラブの共通認識であるとの考えを示しました。

市としてどの程度の費用負担ができるのかについては、事業の進め方や、市の財政状況を見極めて決める考えです。

スタジアム整備をめぐっては、外旭川地区で新たに施設をつくる計画を具体化していた際には、県と秋田市、ブラウブリッツ秋田の3者で30億円ずつ負担することが想定されていました。

ブラウブリッツ秋田 岩瀬浩介社長
「一番いいのは国からの大きな補助があって、地元自治体の負担が軽減できるというものの中でいいものが作れる。そして継続した運営ができるのが一番いいのかな」

その後、建設候補地が八橋運動公園に変わり、費用負担に関する議論が先送りされたものの、クラブ側は一定の資金を確保する意向は示しています。

岩瀬社長
「練習場(クラブハウス)で5億を民間の僕らが集められたというようなことは、間違いなく今後の新スタジアムに向けても実績として、根拠ある数字として、支援の金額をお伝えできるのかなと」
「公設になったから全部自治体に頼るのかっていったらそうではない」

秋田市の沼谷市長は27日、市議会の閉会を受けて記者会見を開き、スタジアム整備をめぐる費用負担のあり方についてクラブ側も一定の負担をすることは、整備に関わる3者の共通認識であるとの考えを示しました。

秋田市 沼谷市長
「これまでの3者協議の中で、金額の数字は別として、3者ともにブラウブリッツとしても、どういう手法かは別にして、一定のしっかりと建設費なのか、ランニング(コスト)なのか、両方なのかは別として、そういったことに対して負担を、資金を調達、集めるという意思はブラウブリッツからも示されておりますし、そこは多分3者ともにその認識は変わっていないと思いますし私もそういう認識でおります」

一方、市としてどの程度まで費用を負担するかについては、事業費の試算結果や、市の財政状況をみきわたうえで判断するとの考えを改めて示すにとどまりました。