3日未明まで降り続いた記録的な大雨 県内10河川が氾濫 引き続き土砂災害などに注意を 秋田
3日未明まで降り続いた記録的な大雨で県内は、10の河川が氾濫しました。
一部地域に出されていた緊急安全確保の情報は3日朝、すべて解除されましたが、引き続き、土砂災害などに注意が必要です。
進藤拓実記者
「国道7号線近くの能代市中心部です。この先、中学校があるんですが、一帯が水に浸かってしまっています。一夜明けても水が引かず、川のようになってしまっています。住宅の2階に垂直避難した人がいるということで、これから救助活動が始まります」
能代市松長布では、大雨から一夜明けた3日朝も住宅街が一面、水で覆われていました。
駆け付けた消防が、ボートによる救助活動を行いました。
消防によりますと、15人が住宅に取り残されていましたが、すべての人が救助されました。
けがをした人や体調不良を訴えている人はいないということです。
近所の住民
「どさっと降ってやんで、どさっと降ってやんでみたいな。変な感じでしたね」
近所の住民
「親戚の家に避難して、けさかえって来て、あと家に入られないからここで待っています」
一方、2日氾濫した五城目町の内川川は、水位が下がったものの、茶色く濁った水が流れ続けています。
辺りには氾濫の爪痕が残されていました。
川の近くに住む松橋テル子さんは、自宅敷地内の小屋が水に浸かりました。
3日朝は、親戚と2人で泥のかき出しに追われていました。
松橋テル子さん
「雨降るたんびこういう状態だから本当。そしてほら、そこに橋あるから、橋さ今度ゴミ引っかかってみんなこっちゃ来るんだもの。なー、大変だ」
2つの河川が氾濫した五城目町では、これまでに、住宅の床上浸水が4棟、床下浸水が24棟で確認されています。
県内に出されていた警報はすべて解除されましたが、これまでの雨で地盤がゆるんでいるところがあり、今後も土砂災害などに注意が必要です。