鈴木県政を支える2人の副知事が就任 総務省から出向の谷剛史氏「職員が意見を言いやすい雰囲気づくりを目指す」 秋田県

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秋田 2025.05.02 17:53

本格化した鈴木知事体制を支える2人の副知事が、就任会見を行いました。

このうち、総務省から出向している谷剛史副知事は「県庁内の意識改革を進めて、職員が意見を言いやすい雰囲気づくりを目指す」と抱負を語りました。

谷剛史 副知事
「16年ぶりに新しい知事ということで、こういった非常に県政にとっても重要なタイミングで、このような重責をいただいたということを、大変、身の引き締まる思いでおります。しっかり頑張りたいと思います」

2日付けで副知事に就任したのは、東京都出身で県の総務部長だった谷剛史氏42歳と、再任となった神部秀行氏62歳の2人です。

このうち、谷副知事は、東京大学卒業後の2005年に総務省に入ったキャリア官僚です。

谷副知事は、会見で「働き方改革だけにとどまらず、意識改革を進めて、職員が意見を言いやすい雰囲気づくりを目指す」と抱負を語りました。

一時外交官を目指した時期もあったという谷副知事。

「地方を元気にしたい」という思いを胸に、地方分権や、人口減少対策を担う総務省の地方行政分野を志したということです。

谷 副知事
「いろんな省庁の話を聞くうちに、やっぱり日本を作っているのは地方だということに気がつきました」
「やっぱり日本を発展させるには、地方をしっかり発展させなければダメなんだということを思うに至りまして、それで総務省に入ったということになります」
「秋田の印象、一言で言いますと、やっぱり豊かなところだと思います。自然ももちろんそうですけれども、食文化、伝統、一言で言うと、豊かなところだと思いますので、鈴木知事がおっしゃっているように、秋田っていうのは今の位置に甘んじるような県じゃないということは、その通りだと思うんですよね。なので、そういったところをしっかり県政でも発揮できるように、全国の中での秋田の地位を高められるように、仕事にも生かしていきたいなというふうに思っています」

一方、再任となった神部氏は、2021年に副知事に就任し、先月23日に任期満了となっていました。

会見で、神部氏は「鈴木知事の若さと新鮮さを生かせるよう、副知事としてサポートしていきたい」と抱負を語りました。

鈴木県政を支える副知事二人の任期は、2日から4年間です。