【特集】バドミントン×テニス×卓球? いま人気拡大中のスポーツ「ピックルボール」を体験! わずか5分で… 秋田

この記事をシェア

  • LINE
秋田 2025.09.11 17:56

いま人気拡大中のピックルボールというスポーツご存知でしょうか?

アメリカ発祥でバドミントンとテニスと卓球が組み合わったような競技です。

バドミントンの大きさのコートで、使うのはこちら。

卓球のものより少し大きなパドルという板状のラケットで、このような穴の開いたボールをテニスのように打ち合います。

秋田で活躍したバドミントンの元世界王者も夢中になっているピックルボールを私も体験してきました。

廣田アナ
「北都銀行に所属し、バドミントン世界選手権でも優勝したアノ人が、新しい挑戦を始めたそうです。話を聞きましょう。この方です」
永原和可那さん
「秋田のみなさん、お久しぶりです。永原和可那です」

元日本代表の永原和可那さん。

オリンピックにも2大会連続出場の永原さんは3月の現役引退後、当初は海外への語学留学を考えていましたが、その準備期間で出会ったピックルボールにいま本格的に取り組み始めているんです。

シャトルを床に落とさないで打つバドミントンとは違って、バウンドしたボールも打つピックルボール。

永原さんは自身のユーチューブチャンネルを開設し、その練習風景や大会に出場した様子なども公開しています。

永原さん
「バドミントンはやっぱり年代別に練習することも多いですし、一緒にプレーするという機会がなかなかないと思うんですけど、ピックルボールはどこに行っても本当にいろんな年代の方が一緒に練習をしていて、すごくそこに魅力を感じてどんどんはまっていったような流れでした」

廣田アナ
「ぜひ永原さんからコツを教わりたいんですけど」
永原さん
「ボールと板なので手首を使っちゃうとけっこうコントロールが難しくて、腕はほんとほぼ固定です。で、腕を振る動きと一緒に足・下半身を上手に使うとボールのコントロールがうまくいくので、手で動かそう、球を打とうというよりは足一緒に使って連動させて打つとボールが安定するので、手首使うの気をつけてください」

しっかりとコツを教わったところで。

実際に私もピックルボールを体験です。

秋田市を拠点に活動している秋田ピックルボールクラブ。

4月に立ちあげたばかりですが、続々とメンバーが増えていて、この日は8歳から66歳まで20人が集まっていました。

廣田アナ
「きょう練習参加させていただきます。ラケット競技は全くセンスがありませんが、どうかよろしくお願いします」

まずは、基本中の基本、ボールを打ち返すところから。

穴のあいたボールに慣れていきます。

廣田アナ
「意外と強く打たないとボール飛ばないんですね」

ピックルボール用のラケットを握ってわずか5分。

早速コートに入ります。

廣田アナ
「ぜひ聞いてほしい。永原先輩のアドバイス、めっちゃいまよくわかりました。手首固定というのがすごいいま分かって、これね振っちゃダメなんですよ。このまま手首固定したまま面で当てにいくというのが効果的だというのがすごいいまやってわかって、永原さんありがとうございます」

ピックルボールには独自のルールがあります。

サーブからのラリーがワンバウンドで1往復しないとノーバウンドでのボレーは打てません。

さらに、そのボレーができる場所にも制限が。

ネット際、赤で示したエリアの中ではボレーができないんです。

また、穴のあいたボールは軽く打っても飛ぶ一方、強く打つと減速しやすく、拮抗したラリーが続くのが一番の醍醐味です。

「お願いしまーす」

性別や年齢を問わず、すぐに上達を感じられる気軽さで人気が急上昇中です。

廣田アナ
「始めてどれぐらいですか?」
中学2年
「これで4回目ぐらい」「長くプレーが続いて楽しい」
60代
「定期的にスポーツするっていうのがどんどん年齢とともになくなって、犬の散歩しかしないので、ちょっとこういう、このくらいだったら大丈夫かなていう」
小学6年
「日本代表になってみたい」

歳を重ねても誰でも、誰とでも楽しめるピックルボール。

みなさんも一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

♢♢♢♢♢

県内では由利本荘市や男鹿市にも活動している団体があるほか、大仙市にピックルボールを楽しめる施設もあります。

オリンピックの正式種目化を目指す動きもあり、今後の人気拡大に注目です。