血を流して倒れていた男性(93)の死亡を確認 複数か所を刃物で刺される 警察が殺人事件として捜査 秋田・大仙市

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秋田 2025.08.19 11:27

18日午後、大仙市で93歳の男性が血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。

死因は複数か所を刃物で刺されたことによる出血性ショックで、警察が殺人事件として捜査しています。

北嶋大聖記者
「現場は国道13号と山林に挟まれた静かな住宅地です。男性は家の中で刃物で刺され亡くなったということです」

死亡したのは、大仙市協和峰吉川字高見の進藤藤義さん93歳です。

大仙警察署の調べによりますと、18日午後1時すぎ、外出先から戻った80歳の妻が家の寝室で血を流して倒れている進藤さんを発見し110番通報しました。

警察と消防が現場に到着した際、進藤さんは身体の広範囲から血を流していて、その場で死亡が確認されました。

近くの住民
「けさこのニュース聞いてびっくりしました。クマだと思っていたので」
近くの住民
「ちょっと信じられないですねこんな小さな集落で、そんな殺人事件なんて考えられないです」

司法解剖の結果、進藤さんの死因は複数か所を刃物で刺されたことによる出血性ショックでした。

進藤さんは妻と51歳の長男との3人暮らしです。

当時は長男が在宅していましたが「大きな声など気がついたことはなかった」と話しているということです。

警察が殺人事件として犯人を捜すとともに、凶器の特定を急いでいます。

なお、大仙市は18日夕方「ツキノワグマによるものと思われる人身被害が発生した」として防災メールで注意を呼び掛けていました。