風車の羽根落下事故 事故前日の目視による点検では“異常なし”

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秋田 2025.05.04 08:29

2日、秋田市新屋で風車の羽根が落下し、その近くで見つかった意識不明の状態の男性が死亡した事故をめぐり、風車を設置した事業者は事故前日=1日に行った目視による点検では異常はなかったと説明しています。

事故は2日、秋田市新屋にある風車の羽根が落下しその近くで意識不明の状態だった81歳の男性がその後死亡が確認されたものです。

現地では2日朝、風車を設置したさくら風力や経済産業省などが調査を行いました。

この風車は15年前=2010年にも落雷が原因で羽根が落下する事故がありました。

さくら風力によりますと委託先の維持管理業者による直近の保守点検は去年9月で、その際は異常はありませんでした。事故前日の1日も目視で点検をしましたが異常はなかったということです。

さくら風力 盛高健太郎社長「早く復旧させていきたいということは決して言えるものではないと思っておりますのでまずはみなさんにこのエリアで安心して過ごしていただける体制を作ったうえで、事故原因をしっかり究明したうえで、事業継続させていただけるのかやめるべきなのか、しっかりと判断していきたいと考えていおります」

警察は男性が死亡したこととの関連を捜査しています。